2023年7月-9月期 決算発表:ドミノ・ピザ
#830
こんにちは、チャーリーです!
今まで細かいところまで調べられていなかったドミノピザの決算内容を調べてみたいと思います。
ドミノピザは2023年10月12日に第3四半期決算を発表しました。
まずは株価推移から見ていきます。
3年前と同じ株価水準ですが、まったく気にする必要はありません。
むしろ今は積極的に強気にドミノ・ピザを買う時期です!
その理由は最後に書きます。
それではドミノ・ピザの決算内容を調べていきたいと思います。
以下の表はすべてドミノ・ピザの年次報告書と四半期報告書から数字を抜粋して作成しています。
年次報告書と四半期報告書はこちら
第3四半期累計の純利益
過去最高益を更新しています。
※ 去年大きく落ち込んでいるのはインフレの影響。
EPS(1株あたりの利益)
ドミノ・ピザは自社株買いも積極的に行っているのでEPSも上昇しやすい銘柄です。
ここまではいつも通りですが、初めてドミノ・ピザの店舗数を調べてみたいと思います。
ドミノ・ピザは直営店をほとんど保有していないことがわかります。
ドミノ・ピザの収益の内訳を調べると主な収益源はフランチャイズによるロイヤリティ収入でした!
今度はドミノ・ピザの全世界での販売額を調べてみます。
店舗数が増えているので当然かもしれませんが、年々販売額が増え続けています。
ロイヤリティ収入が主な収益源ということは、フランチャイジーの販売額が増えれば増えるほどドミノ・ピザのロイヤリティ収入が増えるので、それが純利益・EPS(1株あたりの利益)に直結しているんです。
次にライバル会社はどうなのかを調べてみます。
ドミノ・ピザは世界第1位のピザ会社ですが、世界第2位はピザハットです。
ピザハットの店舗数を調べてみます。
ピザハットの店舗数は2018年度までしか遡れなかったのでイマイチわかりづらいですが、ドミノ・ピザの店舗数と大きな差はありません。
直営店とフランチャイズの合計(2023年度)
ドミノ・ピザ:20,197店舗
ピザハット:19,469店舗
ドミノ・ピザとピザハットの全世界での販売額を比較してみます。
これは調べるまで知らなかったです。
この表でのポイントは3つです!!
・2016年度までピザハットが世界第1位のピザ会社だった
・2017年度にドミノ・ピザが逆転してからは差がどんどん開いている
・ピザハットの販売額は2013年度から概ね横ばい
※ ピザハットは店舗数が増えているのに販売額は増えていない
1店舗あたりの販売額を比較してみます。
2022年度
ドミノ・ピザ:1,151,489ドル
ピザハット:660,178ドル
差額:491,311ドル(ドミノ・ピザが多い)
表を見たら一目瞭然ですが、年々差が開いていっているので、ドミノ・ピザの強さがわかると思います。
今後店舗拡大がいつまで続くのかは正直わかりませんが、世界人口は国連が2086年までは増え続けると予想しているので店舗数は今後も増やしていく確率が高いです。
店舗数(フランチャイズ)が増えて、販売額が多くなればなるほどドミノ・ピザはロイヤリティ収入が増えることになるので益々儲かります。
最後に冒頭に書いたドミノ・ピザを今のタイミングで積極的に買った方がいい理由を書いて終わりにします。
単純に割安だからです。
2013年以来となる10年ぶりの割安水準になっています。
これはEPS(1株あたりの利益)が増加しているのに株価が上がっていないから割安になったんです。
直近10年間の平均PERが32.3倍なので、直近10年間の平均であるPER32.3倍まで株価が買われるだけで472.22ドルになります。
EPS(14.62ドル)×PER(32.3倍)=472.22ドル
11月10日の株価が378.51ドルなので、割安を解消するだけで93.71ドルも株価が上昇することになります。
率にして24.7%上昇する計算になります。
整理すると…
ドミノ・ピザは世界で断トツ1位のピザ会社ということがわかりました。
過去の流れから推測すると、ドミノ・ピザの販売額が今後も伸びる可能性が高いので世界第2位のピザハットとの差は今後益々開いていくと思われます。
EPSの成長率もリーマンショック前の2006年を基準にしても年率13.69%です。
凄すぎる…