円高はいつまで続くのか??

#158

こんにちは、チャーリーです!

2020年のコロナ以降はドル円の為替が徐々に円高になっていて、為替相場のことが気になっている人もいると思います。

 

 

そこでこの円高はいつまで続くのか??を私なりに考えていきたいと思います。

 

その前に円高って何?って思っている人もいると思うので簡単にですが説明します。

ポイント①

円高、円安は水準(何円以上が円高など)のことではない

→ ある時点と比べて高いか、安いか言っているだけ。例えば1ドル=90円が1ドル=95円になっても円安になったと言う。

ポイント②

円高=円の価値が高くなっている、円安=円の価値が安くなっている

→ 1ドル=110円から1ドル=105円になったら、1ドル買うのに105円しか出さなくてよくなるので、円の価値が高くなっているということになる。

ポイント③

今からドルを買う人は円高になった方が得。今からドルから円に交換する人は円高になったら損。

 

この3つを押さえておけば、あとは難しく考える必要はないと思います。

 

 

じゃー2020年のコロナ以降から徐々に円高になっていったかというと…

簡単に言うと「アメリカの赤字額が増えて、ドルが売られてドル安になった」です!

 

アメリカがコロナ対策で費やした金額(2020年5月時点)

合計 約3兆ドル(約309兆円)

リーマンショック時の景気対策に費やした金額

合計 1.5兆ドル

 

100年に1度と言われた金融危機の時に行った景気対策規模の2倍の金額を投入したんです。

※ 通常、アメリカの年間の歳出額が4兆ドルなので、コロナ対策の規模の大きさがわかると思います。

 

しかも、それにプラスして、2020年12月には9000億ドル(約93兆円)の追加対策を行うことが議会で正式に決定しました。

さらに、まだあります…

バイデン大統領が選挙活動中に公約で掲げていたことは、「4年間で2兆ドルの巨額インフラ投資」です。

これが現実になるともう一段円高に振れる可能性が大です!

もしかすると100円を切れて一瞬は90円台にいくかも…

 

 

整理すると…

ドル円の為替がコロナ以降、徐々に円高になっている理由はアメリカ政府がコロナ対策で巨額の資金を投じた結果、アメリカの財政赤字が拡大したためです。

まだ正式に発表されていませんが、財政赤字を対GDP比で見ると、第二次世界大戦直後並みになるみたいです。第二次世界大戦直後の1946年(この年が最悪期)がGDP比で119%の赤字で、2020年が対GDP比で126%になりそうです。

ワクチンが普及してコロナが落ち着くまではこの円高は続きそうですね…

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