配当株 VS 小型株

#372

こんにちは、チャーリーです!

タイトルにもある通り「配当株」「小型株」ではどちらが上昇率が高いのか?についてはずっと気になっていたことなので調べてみたいと思います。

 

一般的な考え方としては

配当株:成熟企業

小型株:成長企業

という見方をするので、額面通り受け取ると小型株の方が上昇率が高そうな気がします。

なので投資で儲けようと思う人の大半が配当株ではなく、小型株のような将来性がある成長株に投資しているんだと思います。

 

 

検証する前に「配当株」と「小型株」はどの銘柄を比較するのかを書いておきます。

配当株:S&P500配当貴族指数

小型株:ラッセル2000

 

S&P500配当貴族指数とは

S&P 500構成銘柄のうち、過去25年間以上連続して毎年増配している優良大型株のこと。

S&P500の中でもこの条件を満たしている企業は65銘柄しかありません。

 

ラッセル2000とは

時価総額上位3000社で構成されているラッセル3000のうち、時価総額上位1000社を除いた時価総額1001位~3000位の2000銘柄で構成された指数のことです。

時価総額が上位1001位~3000位なので小型株に該当する。

年に1回見直されます。

 

 

さっそく「S&P500配当貴族指数」「ラッセル2000」を比較してみます。

念のためS&P500とS&P500(配当込み)のパフォーマンスも一緒に載せます。

 

このS&P500配当貴族指数は配当資金を再投資した場合のパフォーマンスで表示されていますが、すごい結果になりました!

2006年4月1日からの上昇率

S&P500配当貴族指数:5.55倍(717.0ドル→3985.90ドル)

S&P500(配当込み):4.79倍(1971.92ドル→9462.54ドル)

S&P500:3.48倍(1302.88ドル→4535.43ドル)

ラッセル2000:2.99倍(765.13ドル→2292.90ドル)

 

 

なぜこういう結果になったかというと…

「株価はEPS(1株あたりの利益)に連動している」ことに尽きると思います。

 

25年以上も連続で配当金を増配できる企業は利益をきっちりあげていないと不可能です!

極論を言えば「増配」=「増益」だと考えてもいいと思います。

※ 厳密には少し違いますが、大きくは間違っていないです。

 

じゃー逆にラッセル2000はどんな企業で構成されているのか?

上位10銘柄だけですが調べてみます。

 

調べて一番ビックリしたのは「AMCエンターテイメント」が投資比率が一番高かったことです!

AMCエンターテイメントといえば、ミーム株の代表的な銘柄です。

 

しかも10銘柄中4銘柄が赤字企業でした!

増配を続けている企業と赤字企業もあるようなラッセル2000ではパフォーマンスに差が出るのは当然だと思いました。

 

 

整理すると…

王道が一番!

ただ気を付けないといけないのは、高配当株ではないということです。

最大のポイントは連続増配企業というということです(しかも25年以上連続増配)。

25年以上も連続して増配している企業は、過去の不況・バブル崩壊・戦争・技術革新・ライバル会社の出現などのあらゆる苦境の中でも増配してきた企業なんです!

ということは今後、何が起きても今までと同じように好業績が期待でき、増配・株高になる可能性が極めて高いと言えます。

再現性が高いと言えるので今から投資しても全く遅くはありません。

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