それって本当に分散投資できていますか??

#433

こんにちは、チャーリーです!

少し前のブログでもチラッと触れましたが、今回は分散投資について再度考えてみたいと思います。

 

分散投資とは

1つの商品・銘柄に集中投資すると、その商品が下がった時に痛手が大きいので、いくつかの商品・銘柄に分けておけば傷口は浅くなるという考え方です。

ここまでは10000%同意です!

 

ただ、

「投資信託は中身で50銘柄に分散投資されているから大丈夫!」

「S&P500に連動するインデックスファンドに投資すると500銘柄に分散されているので大丈夫!」

という考え方は、正直間違っていると思っています。

 

S&P500を例に考えてみたいと思います。

S&P500はアメリカ株に幅広く投資されているのでアメリカ経済の成長を享受できる商品として人気化しています。

 

まずは1990年からのS&P500の推移を見てください。

  

たしかに右肩上がり基調が続いています。

1990年から13.25倍になっています!

1990年1月2日:353.4ドル→2021年11月22日:4,682.95ドル

ただ、赤く▢で囲っているところだけで見るとかなり印象が違ってきます。

 

2000年3月の高値から2013年3月まで株価が上がっていないんです。

2000年にはITバブルが崩壊して、回復してきたと思ったら2008年にリーマンショックが起きた時期です。

この魔の13年間に直面した時のことを想像してみてください。

※ 今が調子がいいだけで今後こういうことが起こる可能性もあります。

 

「2000年3月の高値で買ってしまったとしたら13年間も全く上がらない中、我慢して持ち続けられますか??」

私は絶対と言い切れるくらい無理です!

 

 

S&P500に投資しているのは、物理的には500銘柄に分散投資されていますが、精神的には全く分散されていないことに気付かないですか??

これは時間分散していても結果は同じです。

13年間も全く上がらない商品を信じて買い続けられる人は極めて少ないと思います。

→ 決してS&P500に投資することを否定しているわけではありません。

 

じゃーどうすればいいのか??

保有している商品数を5商品~10商品持つべきなんです!

その中の1つにS&P500に連動するインデックスファンドを保有すればいいと思います。

 

前書いたブログ(続:長期投資は本当に難しい…)と似たようなことを再度書くことになりますが、仮に私が保有しているヤムブランズ・コストコを同じ時期に持っていたらどうなっていたのかを見てみます。

S&P500と全く違う値動きをしているのがわかりますか??

具体的な数字

2000年3月24日~2013年3月11日

・S&P500(1,552.87ドル~1,556.27ドル)

 上昇率:0.21%上昇

・コストコ(53.30ドル~539.65ドル)

 上昇率:88.29%上昇

・ヤムブランズ(5.42ドル~48.87ドル)

 上昇率:801.66%上昇

S&P500が上がっていない期間、他の商品が上がっていると精神的には不安な気持ちが緩和されるので、S&P500も我慢して持ち続けられる可能性が出てきます!

 

 

このように物理的に分散投資できていれば大丈夫!とはならないことがわかると思います。

物理的分散投資に加えて、精神的な分散投資は絶対的に必要になってきます。

 

本、ネット上、YouTubeなどではよくS&P500に投資して長期投資しておけば大丈夫!ということを言っている人が多いですが、机上の空論に過ぎないです。

本当に長期投資を実現しようと思ったら精神的な分散投資なくしては不可能なんです!

 

 

整理すると…

以前書いた内容と似たような感じになってしまいましたが、長期投資を本気で実現しようと思ったらこういうことまで考えて投資すべきです。

物理的な分散投資に加えて、精神的な分散投資も重要ということをよく覚えておいてください。

これは投資信託にも全く同じことが言えます。

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