2024年2月:米消費者物価指数(CPI)
#900
こんにちは、チャーリーです!
この前知り合いの経営者に投資のことで相談されました。
どこかの異業種交流会で知り合った人に投資を勧められたんですけど、これってどう思いますか??という相談です。
その内容はざっとこんな感じです。
バランスファンドで運用して年率7%。
クレジットカードで毎月33,000円以上ずつ積み立てる。
手数料の欄がかなり分かりにくく書いてあったので、その場で計算してみたら年率6.7%。
年率7%で運用して、手数料が年率6.7%も取られるってぼったくりにもほどがあります。
ここまできたら笑うしかありません。
でも世の中これにダマされて投資する人がいると思うといたたまれません。
しかも!
そもそもバランスファンドで年率7%っていう時点で私の中ではかなり眉唾物です。
本題に入ります。
2024年3月12日に米国労働統計局がアメリカの消費者物価指数(CPI)を発表しました。
消費者物価指数(CPI)と雇用統計は投資家が一番気にしている経済指標です。
それは、2024年はアメリカは利下げの年になると言われているものの、なかなか利下げに踏み切れていないからです。
FRBは物価動向と雇用動向を判断材料にして金融政策を決めています。
厳密にいうと物価動向は消費者物価指数(CPI)ではなく、個人消費支出(PCE)物価指数ですが…
2024年2月の米消費者物価指数(CPI)は以下の通りでした。
・総合指数は前年同月比:3.2%上昇
・変動が激しい食品・エネルギーを除いたコア指数は前年同月比:3.8%上昇
コロナ前の2019年からの消費者物価指数(CPI)の推移を見てみます。
2024年1月の数値より総合指数が0.1%伸びていますが、コア指数が0.1%下落しているので何も問題ありません。
変動が激しい食品・エネルギーを除いたコア指数が3.8%になるのは2021年8月以来なのでかなりインフレは鈍化してきているのがわかります。
FRBは口が裂けても利下げの時期は明言しませんが、もうちょっというところまではきているのは確かだと思います。
話は変わりますが、アメリカは利下げの議論が進んでいますが、日本はマイナス金利解除の議論が盛んになっています。
マイナス金利解除を利上げと見なすのかどうなのかは微妙ですが、日本の物価は今後どうなるんでしょうか…
整理すると…
アメリカのインフレは確実に鎮静化に向けて推移しています。
先日のブログでもアメリカ株(S&P500)は割高になっていると書きましたが、割高になっている理由は利下げを見越して短期投資家が積極的に投資をしているからです。
ウサギとカメだと最終的にカメが勝ったことを忘れてはいけません。