2023年3月:米消費者物価指数(CPI)

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こんにちは、チャーリーです!

2023年4月13日に米労働省労働統計局がアメリカの消費者物価指数(CPI)を発表しました。

ここ最近は物価上昇が落ち着いてきていますが、3月はどうだったんでしょうか??

今はインフレ問題とアメリカの銀行問題の2つの問題があるのでFRBとしては金融政策の舵取りがすごく難しい局面です。

アメリカの銀行については、バフェットが4月12日の米CNBCのインタビューで「銀行破綻はまだ終わっていない」と発言していることを考えると、銀行問題は完全に火消しができているわけではないみたいですし…

 

銀行問題があるので、せめてインフレだけでも鈍化してきてほしいです。

それではさっそく発表された米消費者物価指数(CPI)を見てみます。

・総合指数は前年同月比:5.0%上昇

・変動が激しい食品・エネルギーを除いたコア指数は前年同月比:5.6%上昇

 

 

コロナ前の2019年からの推移を見てみます。

 

この発表を見てホッとしました。

これでインフレが再燃していたらアメリカ経済への悪影響が大きくなるからです。

しかも、総合指数だと前年同月比+5.0%上昇までインフレが鈍化しています。

グラフで見ると、インフレの鈍化っぷりがよくわかると思います。

 

ただ、変動が激しい食品・エネルギーを除いたコアは前年同月比で+5.6%となって、先月発表されたコア指数よりインフレ率が上昇しています。

コア指数は先月と比べて上昇していますが、気にしなくてもいいと思っています。

 

それは、FOMCメンバーは今後下落を予測しているからです。

あくまでFOMCメンバーが予測しているのはPCE(個人消費支出)インフレ率なので、消費者物価指数(CPI)とは違いますが、本質的な意味合いは同じだと思います。

 

FOMCメンバーの今後の予測

個人消費支出(PCE)インフレ率のコア指数

2023年2月:4.6%

2023年:3.6%

2024年:2.6%

2025年:2.1%

長期予測:集計されていない

2023年を見ても年末にかけて総合指数は鈍化すると予測されていることがわかります。

 

ついでに総合指数の予測も確認しておきます。

個人消費支出(PCE)インフレ率の総合指数

2023年2月:5.0%

2023年:3.3%

2024年:2.5%

2025年:2.1%

長期予測:2.0%

コア指数同様に年末にかけてインフレ率は鈍化していくと予測されています。

 

FOMCメンバーはアメリカの金融政策をどう運営していくかを話し合っているメンバーなので予測の信頼度はです。

上記のようにFOMCメンバーが今後はインフレは鈍化していくと予測しているので、インフレに関してはもう一喜一憂しなくていいと思います。

 

最後に今年のFOMC(連邦公開市場委員会)の開催日程を貼りつけて終わりにします。

 

 

整理すると…

アメリカのインフレは着実に確実に鈍化してきています。

途中ヤキモキした時もありましたが、やっと暗くて長いトンネルを抜け出せそうです。

やっぱり「やまない雨はない」「明けない夜明けはない」というのは正しいということだと思います。

そろそろアメリカ企業の決算発表があるのでチェックしていきたいと思います。

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