2022年11月:米消費者物価指数(CPI)

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こんにちは、チャーリーです!

今最も注目されている経済指標と言えば消費者物価指数(CPI)だと思います。

その消費者物価指数(CPI)を米労働省労働統計局が2022年12月13日に発表しました。

 

発表内容は以下の通りです。

・総合指数は前年同月比:7.1%上昇

・変動が激しい食品・エネルギーを除いたコア指数は前年同月比:6.0%上昇

 市場予想:6.1%上昇

・コア指数の前月比:0.2%上昇

 

コロナ前からの推移を見てみます。

総合指数は5ヵ月連続でインフレ率が鈍化しています。

これで12月13、14日に開催されるFOMCで利上げ幅が0.5%になる可能性が少しは高くなったと思います。

このブログを書いている時はまだ結果は出ていません。

 

でも冷静に考えると、消費者物価指数は伸び率が鈍化してきているものの、依然として前年同月比7.1%も上がっているって考えたらきついですよね。

 

 

先月書いた(2022年10月:米消費者物価指数(CPI))でも書きましたが、先月から良い兆候が見え始めました。

それは「食品・エネルギー・住宅費を除いた指数」が前月比でマイナス0.1%になったことです。

今月はどうなっているのか調べてみます。

食品・エネルギー・住宅費を除いた指数:前月比マイナス0.1%

 

2022年11月も前月比でマイナス0.1%でした。

これはすごく良い兆候だと思います。

 

「食品・エネルギー・住宅費を除いた指数」の推移を見てみます。

これで2ヶ月連続で前月比マイナス0.1%になりました。

 

 

すべての項目の中で前月比ベースで一番インフレ率が高かったのは「住宅費」でした。

先月発表された数値は「前月比0.8%増」だったので、0.8%増に比べると鈍化していますが、こればっかりは本格的に鎮静化したのか一時的なのかどうかは判断できないです。

 

ただ1つ言えることはアメリカの住宅着工件数はどんどん減ってきています。

その理由は住宅ローンの金利が高騰しているからです。

固定30年の住宅ローンがピークだった2022年11月は7.08%まで住宅ローンの金利が上がったんです。

今は6.33%まで少し下がりましたけど、それでもかなり高いです。

こんなに金利が高かったら住宅を購入する人が少なくなるのは当たり前ですよね。

 

住宅投資はすでに鈍化してきているので、時間差はありますが住宅費も鈍化してくる可能性は高いと思います。

 

 

整理すると…

アメリカの40年ぶりのインフレは少しずつ鈍化してきているように見えます。

市場参加者が予想しているように来年の半ばから後半にかけてインフレは収まるのでしょうか…

今回のFOMCは利上げ幅をどうするのかが注目されていますが、個人的には3ヵ月に一度発表されているFOMCメンバーによる経済予測の方が気になります。

FOMCメンバーが今後のインフレについてどう思っているのかがわかるからです。

それはまた別のブログで書きたいと思います。

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