国当てゲームをしているんじゃない!!

#66
こんにちは、チャーリーです!
「私たちは国当てゲームをしてるんじゃないんです。次にどの国が上がるかを考えたら長期投資はできなくなりますし、パフォーマンスも上がらなくなるんです!!」
2016年当時、証券会社に勤めていた時にキャピタル社のキャピタル世界株式ファンドの勉強会で私の質問に対して言われた言葉でした。
私がどんな質問をしたかと言うと、
「SP500(アメリカ株)とインドSENSEX指数(インド株)を2006.01~2016.01までの過去10年間で比較するとインドの方が上がっています。なぜキャピタル世界株式ファンドはインド株に積極的に投資をしていないんですか??」
2006.1~2016.1の比較チャート
その質問に対する返答が先ほどの「国当てゲーム…」だったんです。
正直これを聞いたときはピンときませんでした。汗
でも今ではその意味が理解できます!
次に2010.7~2020.7の10年間の比較チャートを見てください。
この10年間を見たらアメリカの方が上昇していることがわかります!
このことから何が言えるのかというと、もし国当てゲームをしてどこかのタイミングで自分の相場観を信じて投資先を切り替えていたらうまくいく確率が低くなるということです!
違う言い方をすると…
・私の質問みたいに、インドの方が上がっているのでインド株に投資した方がいいと考えている時点で、安いもの(アメリカ株)を売却して、高いもの(インド株)を買うということになる。
・切り替える度に、譲渡益税(20.315%)と買付手数料を払わないといけない。
・もし仮に自分の相場観が当たったとしても、悦に入ってまた次に同じことを繰り返すだけなので、ずっとアメリカ株を持ちっぱなしと比べていつかはパフォーマンスが下がる。
過去のブログ(有料級の価値がある投資のポイント①)と(有料級の価値がある投資のポイント②)で書いたように、インド株に投資をすること自体はすごいいいことだと思いますけど、ずっと20年でも30年でも持つ続けることが重要なんです!
2003.2~2020.7の約17年間の比較チャート
整理すると…
国当てゲームをして悦に入って自分の相場観で売買してしまうと、いつかはパフォーマンスが下がりやすくなりますよ!というのが言いたいんです。
自分の中で20~30年間ずっと信じて持ち続けられる国や企業に投資することが大事です!!