第二弾:バフェットも脱帽!? コストコのプライベートブランド

#432

こんにちは、チャーリーです!

前回ブログ(第一弾:バフェットも脱帽!? コストコのプライベートブランド)コストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」のことを書きました。

 

簡単に前回ブログを振り返ると…

投資の神様と言われているウォーレン・バフェット氏がビックリするくらいコストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」の売上高が伸びているということを書きました。

 

単位:百万ドル

※ 2019年度は具体的な数字は公表されていませんが、2020年度の520億ドルは公式に公表されていて、2019年度から7%成長したと書いてあるので逆算して486億ドルを割り出しました。

 

今回はどうやってこの「カークランドシグネチャー」の売り上げを伸ばしているのかを書いていきたいと思います。

 

プライベートブランド「カークランドシグネチャー」の売り上げを伸ばしている方法は、

コストコの会員誌「コストココネクション」です。

 

この会員誌「コストココネクション」はエグゼクティブ会員に定期的に郵送されています。

エグゼクティブ会員とは、年会費120ドルの会員のことです。通常会員は60ドルなので2倍の会員費を払っています。

日本の場合は、ゴールドスター(普通会員)会員が4,840円、エグゼクティブ・ゴールドスター会員が9,900円です。

※ エグゼクティブ会員の特典はいろいろありますが、ここでは割愛します。

 

 

会員誌「コストココネクション」にはプライベートブランド「カークランドシグネチャー」のおすすめ商品が載っています。もちろんPB商品だけでなく他社の商品も載っています。

 

この「コストココネクション」のおすすめ商品に紹介されると売上が30%程度アップするらしいです。

しかも、エグゼクティブ会員は会員費が高いこともあって、世帯年収の平均が11万9000ドル(約1300万円)くらいの人が会員になっているため1回あたりの買い物金額も多いんです。

 

さらに、コストコで買い物をする時は事前に「コストココネクション」を見て買い物をする人が多いため、この「コストココネクション」に広告を出したい企業が多いんです。

上記した通り、世帯年収1300万円くらいの人が見てくれるので他企業からすると高い広告料を払っても費用対効果が高いんです!

→ コストコに広告収入があることは知らなかったです。

 

 

次に会員誌「コストココネクション」が郵送されるエグゼクティブ会員数の推移を調べてみます。

エグゼクティブ会員数は2016年度から公表されるようになりました。

 

毎年伸びていっていますし、有料会員全体の増加率よりも高いです。

 

 

ここでコストコのビジネスモデルを思い出してください。

コストコは商品を販売して利益を出すビジネスモデルではないです!

コストコの利益の源泉は「年会費」です!!

 

そもそもPB(プライベートブランド)商品は一般的には他社商品より安いです。

イコール、PB商品は利益率が高いのが一般的なんです。

 

でもコストコは商品販売(原価と売値の差額)で利益を出そうとしてません。

ということは、コストコはプライベートブランド「カークランドシグネチャー」は安く生産できている物をそのまま安く販売していると考えられます。

それか、商品の値段は他社商品と遜色ないくらいにして、その代わり商品の質を良くしているかのどちらかです。

※ コストコの原価率は89%

 

これこそがコストコの強さの秘訣なんだと思います。

他社が真似できないビジネスモデルであり、バフェットいうところの「堀」の深さなんだと思います。

堀とは競争優位性のことを言います。

 

 

整理すると…

コストコについて知らないことだらけでした。

カークランドシグネチャーの売上がどんどん増えていることや、エグゼクティブ会員の増加、広告収入があることなど。

今回調べたプライベートブランド「カークランドシグネチャー」がコストコの強さの源泉だということも。

しかも、リーマンショック、米中貿易勃発、コロナ大流行の時も例外なくずっと有料会員数が増え続けているんです。

改めてコストコ株を買ってよかったと思います。

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