ライバル比較シリーズ: コストコとライバル会社
#173
こんにちは、チャーリーです!
今まで個別企業の取り上げてきましたが、よりその企業の良さがわかるようにライバル会社との比較をしていきたいと思います。
このシリーズの第一弾は「コストコ VS BJ’sホールセール・クラブ・ホールディングス」です!
正直私は全く知らない企業です…汗
企業名ですら初めて知りました。
ただこの2社に共通しているのは、「ホールセールクラブ」ということです。
ホールセールクラブとは…
会員制を取って倉庫型の大規模な店舗で営業をする形態のことです。
まずは両社の株価を比較してみます。
※ BJ’sホールセールクラブは2018年6月に上場した(再上場)。
創業は1984年。
これを見るとコストコと株価の値動きは違いますが、上昇率はほぼ同じなことがわかります。
次は業績を比較してみます。
残念なのはBJ’sホールセールクラブの上場が2018年なので2016年以降の業績しか公表されていないことです。比較できる期間が短いです…
売上高
営業利益
純利益
売上高、営業利益、純利益を見ると規模の違いはありますが(一桁違う)、2社とも順調に伸びていることがわかります。
最後にキャッシュフローの比較をしてみます。
BJ’sホールセールクラブは売り上げ規模がコストコと比べて小さいので、フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が少ないです。
実はこの差こそがコストコの強さなんです!!
それは何かというと…
フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が多いからこそ、コストコは17年連続増配が実現できているんです!
一方、BJ’sホールセールクラブはというと、いまだに無配当なんです。
コストコはフリーキャッシュフローが毎年潤沢に生み出されているので、連続して増配が可能だし、企業買収や自社株買いが好きなタイミングで自由にできるんです。
このフリーキャッシュフローをうまく活用して企業価値(株主価値)を上げて、株主還元をしています。
整理すると…
ライバル会社と比較することで、よりコストコのすごさ・良さがわかりました。業績を見てみるとBJ’sホールセールクラブも今後伸びていく可能性が大。
ライバルと比較することで、今後も競争優位性が保てるのかどうかも何となくはわかると思います。
ちなみにコストコは2016年に全世界で741倉庫(店舗)あったのが、2020年に803倉庫まで増えています。今後も拡大していく可能性が高いと思われます。
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