2022年12月-2023年2月期 決算発表:コストコ
#787
こんにちは、チャーリーです!
チャーリーズトピックス
4月に「女性限定の投資セミナー」を開催することが決定しました。
セミナーがどうだったのかは、4月にセミナーが終わったらまた報告します。
2023年に入ってやっと相場が落ち着いてきたと思っていたらFRB議長のパウエル議長の一言でまた軟調な相場になってしまいました。
パウエル議長が7日に議会上院で「利上げのペースを加速させる用意がある」と発言したからです。
これは、2月の雇用統計などの経済指標がアメリカ経済が力強い内容を示したからです。
パウエル議長の発言で株価が乱高下するのはわかりますが、それに振り回されないようにしましょう。
振り回されないようにするためには業績を見るしかありません。
2023年3月2日にコストコが2023年度第2四半期決算を発表したので調べてみたいと思います。
コストコはここ最近まったくと言っていいほど株価が上がっていないので不安になっている人もいるかもしれません。
まずは株価推移を見てください。
2021年10月の水準とまったく変わらないことがわかります。
月日にして1年5ヵ月のも間株価が上がっていないんです。
それでは決算発表内容を調べてみます。
以下の表はすべてコストコの四半期報告書から数字を抜粋して作成しています。
四半期報告書はこちら
四半期ごとのEPS(1株あたりの利益)
季節によってデコボコがありますが、同じ時期(12月~2月)と比較してみてください。
12月~2月だと過去最高益を更新しているのがわかります。
次は9月~2月までの累計を見てみます。
コストコは8月決算なので、第2四半期業績の累計ということになります。
今期も過去最高益を更新しています。
右肩上がりが順調に続いています。
いつもの流れですが、コストコのこの利益の源泉である「有料会員数」を調べてみます。
コストコは他のスーパーマーケットと違って、商品を販売して利益を出そうとしていません。
そもそも直近3ヶ月の原価率が「89.27%」なので、商品販売では利益を確保することは難しいです。
※ ウォルマートの直近3ヶ月の原価率は76.32%。
四半期ごとの有料会員数
今四半期も有料会員数は増えています。
前述したようにコストコは原価率がメチャクチャ高いです。
原価率が高いということは…
「お店は利益が出ない」
「消費者は割安で買い物できる」
消費者からすると割安に買い物できるというなので、アメリカの人口・世界人口が増えれば増えるほどコストコの会員数は増えやすくなります。
次は年度ごとの有料会員数を見てみます。
2008年2009年のリーマンショックの時も、2020年のコロナ流行の時も有料会員数は増え続けています。
これは原価率が高いというのが理由だと思います。
話を冒頭に戻します。
パウエル議長がどんな発言をしようが、次回の利上げが0.5%になろうが、もう1回リーマンショック級の大暴落がこようがコストコの株主は慌てたらいけません。
コストコの株価は下がるかもしれませんが、コストコの企業価値が下がっているわけではないからです。
相場に振り回されないようにしましょう。
整理すると…
コストコの業績は堅調です!
しかも今回の決算で今まで積み上がり続けていた棚卸資産(在庫)が減少に転じました。
これは本当に良い兆候です。
あと淡い期待ですが、今年あたりに会員費の値上げをしてくれないかな…と。
コストコは過去のペースだと5年か6年ごとに会員費を値上げしているので今年あたりがその周期にあたります。
会員費を値上げすれば利益が有料会員数分だけ増えます。
まぁ何にしてもコストコは半永久的に持ち続けるのが一番です。
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