2022年3月-5月期 決算発表:コストコ

#583

こんにちは、チャーリーです!

今日でブログを書き始めて丸2年間が経ちました。

いつも継続して見ていただいて本当にありがとうございます!

 

 

私が保有している&オススメ銘柄の1つであるコストコが2022年5月26日に2022年度第3四半期決算の発表を行いました。

今回の決算対象時期が2022年3月-5月期なので、ロシアによるウクライナ侵攻によるインフレに思いっきり影響を受けている期間です。

今回の決算内容を見れば、単純にコストコはインフレに強い企業なのかどうかがわかります。

 

 

まずは株価推移から見ていきます。

コロナが世界的に大流行した2020年3月のときはほとんど株価が下がっていないことがわかります。

下がってないどころか、2021年にかけて株価が大きく上がっています。

 

ここで注目しないといけないことは黒〇のところです。

黒〇をつけたところは特段悪いニュースは出ていないんです。

これは実力(企業価値)以上に株価が上がって割高になったので、その調整で下がっただけだと思います。

調整が終わるとまた上昇基調が続くので気にしなくてもいいです。

 

話は少し脱線してしまいましたが、決算内容を調べていきたいと思います。

以下の表はすべてコストコの四半期報告書から数字を抜粋して作成しています。

四半期報告書はこちら

 

売上高

 

 

純利益

過去の3月-5月期と比べると過去最高益を更新しています。

 

有料会員数

インフレになっても有料会員数は増えています。

 

家族カードを含む会員数

※ コストコは有料会員になると同居していれば、有料会員1人に付き無料でもう1人会員になれます(厳密には同居さえしていれば家族じゃなくても大丈夫です)。

 

歴史的な高インフレの時でも有料会員数が伸びているのがすごいです!

コストコの人気を支えているのが原価率の高さだと思います。

※ 原価率が高い=販売値段が安い

 

2022年3月~5月の原価率は以下の通りです。

原価(仕入れ価格):46,355百万ドル

売上(商品販売だけ):51,612百万ドル

原価率:89.8%

計算式

原価÷売上=原価率

 

なんでこんなに原価率を高くしても大丈夫かというと…

コストコは会員費だけで利益が稼げるビジネスモデルを構築しているからです。

商品販売で利益を出そうとしていないということ。

 

このビジネスモデルこそがまさしく堀が深くて・参入障壁が高いビジネスということになります。

農林中金バリューインベストメンツの奥野一成さんの言葉を借りると、「参入障壁があれば利益がでちゃうんです。利益がでちゃったら株価は上がっちゃうんです。長期的には…」

※ 私は参入障壁があれば自然と利益が出てしまうっていうこの表現が好きなんです。

 

 

整理すると…

コストコのビジネスの強さはインフレ下でも健在でした!

典型的な堀が深くて・参入障壁が高いビジネスを有している企業の1つです。

こういう企業を長期で保有すると将来にわたって資産を築くことができます。

株価の多少の上げ下げは気にせずに長く持つようにしてください。

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