2020年の消費動向はどうだったのか??
#155
こんにちは、チャーリーです!
今年最後のブログになりました。来年は1月4日からブログ掲載を再開します。
昨日のブログ(2020年度のビザの決算はどうだったのか??)ではビザの決算について触れましたが、今日はもうちょっと具体的に消費動向を調べてみたいと思います。
といっても、データ元はビザの年次報告書だけなので、ビザの決算内容を詳しく書いているだけですけど…
ビザの年次報告書はこちら
ただ、クレジット業界のシェアではビザが世界トップなので、ビザの状況を見ればだいたいの世界の消費動向がわかると思います。
ビザの年次報告書にクレジットカード決済残高とデビットカード決済残高の数字が載っていたのでそれを基に消費動向を見ていきます。
これを調べてビックリしたのは、クレジット決済とデビット決済の合計額で見ると去年よりも決済額が増えています!
しかも毎年デビット決済の残高は増えているいます。
クレジット決済は2020年は減っていますが。
デビット決済とは…デビットカードで買い物をしたら即時、銀行口座から引かれる決済です。
次に、地域別の消費動向を見てみます。
まずはアメリカから
これまたビックリです!
アメリカはクレジット決済が主流かと勝手に思い込んでいましたが、デジット決済の方が多いとは…
これまたしかも、アメリカのクレジット決済・デビット決済の合計額は2019年よりも伸びています。単純に消費が伸びていると考えてもいいと思います!
最後にアメリカ以外の国を見てみます。
アメリカ以外の国はクレジット決済の比率が多いですね…
ただデビット決済の残高は増えています!
なぜデビット決済が年々増えているのかは正直わかりませんが、年々増え続けていることは事実です。
個人的な予想でいうと、デビットカードを作るときは審査も必要ないので、現金を持ち歩くのは物騒だし、トラブルに巻き込まれないために、現金の代わりとしてデビットカードを使っている比率が多いんだと思います。
整理すると…
今回はビザだけの決算内容を見て検証を行いましたが、クレジット・デビットの合計額で見ると予想に反して消費が伸びていました!これでワクチンが全世界に普及していけば、2021年はもう一段消費が伸びていくと予想されます。
ビザの業績を事業別に見ると去年よりも落ち込んでいる事業は、国際取引事業だけだったんです。国際取引とは、国境をまたぐ決済のことです。
クレジット決済だけ見ると2020年は落ち込んでいましたが、デビット決済は年々増えていて、もちろん2020年も増えています。
消費自体(クレジット・デビットの合計額)が落ち込んでいないどころか、去年よりも伸びているので投資に関してはそんなに悲観しなくてもいいですね!