手数料をキャッシュバックします

#853

こんにちは、チャーリーです!

今年のブログは12月22日(金)で最後にして、来年は1月9日(火)から再開します。

 

先日、私が所属している経営者交流会のメンバーの1人から連絡がありました。

「今○○銀行で買付手数料がキャッシュバックになるキャンペーンをしていて、その銀行がオススメしている投資信託を2つ買っているんです」

その人が言うには買付手数料がキャッシュバックになって実質無料になるから深く考えずに言われるがまま投資しているとのことでした。

 

買っている銘柄は以下の2銘柄です。

・キャピタル世界株式ファンド

・グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド

当然と言ったら当然ですが、信託報酬(運用管理費用)が高い2つともアクティブファンドです。

アクティブファンドとは…

市場平均を上回る運用を目指している投資信託のこと

 

この2つの投信は本当に持っていていいのか調べてほしいと言われたので調べてみました。

まずは信託報酬(運用管理費用)を調べました。

比較対象として「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と比較します。

信託報酬(運用管理費用)

キャピタル世界株式ファンド:1.701%

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド:1.65%

eMAXIS Slim米国株式(S&P500):0.09372%

まず信託報酬(運用管理費用)は18倍くらい違います。

この信託報酬は保有期間、毎日1日分の信託報酬が引かれます。

土日も正月も毎日です。

 

 

次に過去のパフォーマンスを比較しました。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が運用開始した2018年7月3日からの比較チャートです。

もうこれを見ると何も説明はいらないと思います。

2018年7月3日からのパフォーマンスが市場平均であるS&P500に負けています。

市場平均を上回る運用を目指しているにもかかわらずです。

 

ただ、この2銘柄が特別悪いというわけではありません。

アメリカの研究で80%近いアクティブファンドが市場平均に負けているという研究データがあるので。

しかも期間が長くなればなるほど、市場平均に負ける確率が高くなっているみたいです。

 

 

最後に2つの投資信託の組み入れ上位10銘柄を見て終わりにします。

月次報告書から抜粋しています。

100%個人的な意見で偏見も入っていると思いますが、組み入れ銘柄を見ると大きく値上がりを求めて銘柄を決めているような印象を受けました。

赤字企業も含まれています。

 

 

整理すると…

今回のポイントは「買付手数料無料」だと思います。

私も途中で信託報酬(運用管理費用)のことを書いたので紛らわしくなりますが、手数料はたしかに大事なポイントですが、それ以上に何に投資するかの方が遥かに大事なことです。

手数料に惑わされないようにしてください。

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