中国にピンチ到来!? 一人っ子政策の弊害とは…

#106

こんにちは、チャーリーです!

タイトル通り、中国は推し進めていた一人っ子政策の影響で中国の人口動態に弊害が出てき始めています。

具体的には、「人口減少と少子高齢化」です!

 

私のブログでくどいくらいに言っているのが人口(個人消費)と株価は連動しているということです!

過去ブログの(有料級の価値がある投資のポイント①)(有料級の価値がある投資のポイント②)を参照してください。

 

ただその記事の中で、中国はGDPに占める個人消費の割合がそもそも低いので中国は例外という旨のことを書きましたが、それはあくまで株価指数(上海総合指数など)の話です。

 

個別企業の業績には人口動態は思いっきり関係してきます!!

 

想像してみてください。

・もし中国人口が減り続けて、中国総人口が日本の総人口(1億2000万人)だったとしたら、ファーウェイのスマホ販売台数が世界第2位になれたでしょうか??

・もし人口が少なかったらAI(人工知能)に活用できるデータがそれだけ少ないので、中国はAI分野で活躍できたと思いますか??

・もし人口が減少している国だったとしたら中国の飲食店は儲かりますか??

 

答えは全てノーです!

企業業績や株価推移にとっては人口動態は非常に重要なポイントなんです。

 

 

ここで中国の将来の人口推移を見てください。

引用:日本経済新聞(2020年10月16日朝刊11面) 

 

2028年をピークに2029年から中国人口は減少していきます。

ちなみに上記の図で、国連の予想が中位推計低位推計を2通り載っていますが、この違いは出生率の違いです。

低位推計の出生率1.2%台というのは、一人っ子政策の罰金を恐れて、2人目の子供を届け出ていない人が多いので、戸籍上、中国政府や人口統計学者が把握している中国人口から推測する出生率です。

中位推計の出生率1.7%台は、届け出がなかった2人目以降の子供の数も計算に入れている出生率です。

 

 

次に2050年の中国の人口ピラミッドを見てください。

 

比較するために日本の人口ピラミッドも見てみます。

 

念のためアメリカの人口ピラミッドも見てみます。

引用先:ファイナンシャルスター

 

緑のラインが引かれてある年齢帯は35歳~45歳です。一般的にこの世代は消費を活発に行う世代です。

こう見ると中国は一人っ子政策の影響で人口動態が日本に似てくるように思えます。

 

このように一人っ子政策の弊害が今からかなり出てくることが予想されます。

中国ピーンチ!

 

整理すると…

中国の一人っ子政策は当時の中国情勢を考えると致し方ない政策ではあると思いますが、今後その弊害がどんどん表面化してきます。

そうなると中国国内の経済状況は悪化します!

ただ、習近平国家主席はそのことがわかっているので、一帯一路構想で中国の経済圏を広げようとしているんだと思います。中国製品を消費してくれる国を増やしていけば、中国人口が減ったとしても補えるので。

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