チャーリー・マンガー氏が逝去

#840

こんにちは、チャーリーです!

私が大好きでブログのペンネームまで拝借しているチャーリー・マンガー氏が2023年11月28日に逝去されました。

99歳でした。

 

 

チャーリー・マンガー氏がウォーレン・バフェット氏の投資手法を大きく変えたことで、今のバークシャーハサウェイ社があるんだと思っています。

チャーリー・マンガーがいなかったらバフェットはここまでの成功はなかったと言い切ってもいいと思います。

 

バフェットの元々の投資手法

「シケモク投資」

すごく簡単に説明すると、投資対象企業のビジネスモデルは完全無視、気にするのは純資産から割り出す適正株価よりも大きく株価が下がっている企業に投資をして、適正価格まで株価が戻ったら売却する。

 

少し詳しい人だと今のバフェットの投資手法と違うことに気付くと思います。

 

 

今はどうかというと…

「素晴らしいビジネスに投資する」

実例でいうと、コカ・コーラ株やアップル株、アメリカンエキスプレス株等がそうです。

この投資手法の根底にあるのは大きく割安になっていなくても、素晴らしいビジネスを有する企業を適正価格で投資するというものです。

 

 

いつバフェットはチャーリー・マンガーからその考えを教わったのか??

1971年にシーズ・キャンディーズを買収したときからです!

2014年の年次報告書にこんなことが書いてあります。

一部抜粋します。

「シーズ社は、西海岸で箱入りチョコレートを製造・販売する伝説的な企業で、当時の税引き前利益は約400万ドル、有形固定資産は800万ドルしかなかった。 しかも、この会社には貸借対照表には載っていない巨大な資産、つまり、海外における競争上の優位性があり、それが大きな価格決定力となっていた。その強さは、やがてシース社に大きな利益をもたらすことはほぼ確実であり、しかも、わずかな追加投資で大きな利益をもたらすだろう。言い換えれば、シーズ社は今後、莫大な利益を生み出すことが期待できる。シーズ社の経営者一族はこの事業に3,000万ドルの投資を望んでおり、チャーリーもそれだけの価値があると言っていた。しかし、幸運なことに、売り手は私たちの2,500万ドルの入札に応じることにした」

有形固定資産の約3倍の金額で買収って…今までのシケモク投資のバフェットだったらあり得ない買収です。

 

少し長いですが、今までのシケモク投資から考えが大きく変わっていることがわかります。

ちなみに1971年より数年前からチャーリー・マンガーはこの投資手法を取り入れるべきとバフェットに促していたみたいですが、バフェットがなかなか行動に移さなかったみたいです。

 

2,500万ドルで買収したシーズ社がその後どうなったかというと…

2019年の株主総会でバフェットがいうには

「2,500万ドルで買収したシーズキャンディの税引き前利益は累計で20億ドルを超える」

らしいです。

投資金額の80倍の利益を稼いでくれているって凄すぎる…

シーズ・キャンディーズ買収前と買収後ではバフェットの考え方がガラっと変わりました。

それを促したのはチャーリー・マンガーなんです!

 

 

整理すると…

私も完全にチャーリー・マンガーの素晴らしいビジネスに適正価格で投資することに100%賛同しています。

世の中に大きすぎるほどの功績を残されたので今回取り上げてみました。

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