各国が検討しているデジタル通貨とは何か??
#112
こんにちは、チャーリーです!
デジタル通貨という言葉を聞いたことがありますか?
最近のニュースでは中国がデジタル人民元の実験を深圳市などで行ったというのがタイムリーなニュースです。
実験内容
深圳市では10月12日~18日に、抽選に当選した一般市民47,573人に対して1人200元(約3100円)をデジタル人民元で配布して、専用アプリから買い物・決済をしてもらいました。
画像引用:NHK
そもそもデジタル通貨って何なのか?
デジタル通貨は大きく3つに分かれます。
① 電子マネー
② 仮想通貨
③ CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)
①の電子マネーは、今みなさんが使っている交通系電子マネーのSuica、流通系電子マネーnanaco、○○Pay、クレジットカードなどがあります。
※ 例を挙げたらキリがないくらいあります。
②の仮想通貨は、ビットコインだと思ってください。
③のCBDCが冒頭に書いた中国が実験したデジタル人民元のことです。
デジタル通貨の考え方自体はすでに利用している人が多いので難しくないと思います。
ちなみに2019年6月にFacebookが発表した「リブラ」もデジタル通貨です。
上記の3つの中で今話題になっているのが3つ目のCBDC(中央銀行発行デジタル通貨)です!
中国の動きとFacebookのリブラ発表により各国がCBDCへの検討・研究が活発化してきています。
その理由は、中国やFacebookにデジタル通貨に関する技術や制度面で世界の主導権を取られたくないからです。
CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)を導入したときのメリット・デメリット
法的整備が進めば国も消費者もメリットの方が大きいような気がします。
※ ちなみに中国の人民銀行は2020年10月23日にデジタル人民元を法定通貨に加える法改正案を発表しています。
またCBDC(中央銀行発行デジタル通貨)が普及するためには、誰でも利用可能にしなければいけません。
例えばスマホを持っていない人はどうするのか?、インバウンドの観光客でも使えるのか?など。
さらに、電波がない状態や電池切れしていた場合も使えないと既存の紙幣・貨幣の代わりになり得ません。
整理すると…
CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)が普及するかどうかのポイントは中国だと思います。
途中にも書きましたが、CBDCに関する技術や制度面で世界の主導権を中国に握らせたくないという一心で先進各国はCBDCの発行に踏み切らざるを得ないと思います。
中国のCBDCの動きが加速すればするほど、先進各国も大きく舵を切らなければいけなくなります。
デメリットを鑑みても消費者にとっては利便性が増すと思うので、私としては早くCBDC(中央銀行発行デジタル通貨)を発行してほしいです。
If you want to use the photo it would also be good to check with the artist beforehand in case it is subject to copyright. Best wishes. Aaren Reggis Sela