2022年のキャシー・ウッド氏
#469
こんにちは、チャーリーです!
2021年に苦戦を強いられたアーク社のキャシー・ウッド氏が2022年に入ってから新たな投資を続々としています。
アーク社は「破壊的イノベーションを起こす企業」に投資するのを得意としています。
今回新たに投資したのは以下の企業です。
ドラフトキングス:スポーツの試合結果を賭けることができる会社
ロブロックス:ゲーム会社
ブロック(旧スクエア):モバイル決済企業
ロビンフッド:売買手数料が無料で取引できるスマホ証券
ちなみに売却した銘柄もあります。
それは「ツイッター株」です!
買った銘柄(投資した銘柄)に関しては、私の得意分野ではないのでいいのか悪いのか全くわからないのでノーコメントです。
ただ、売却した銘柄については思うところがあります!
2021年12月のwebセミナーでキャシー・ウッド氏は「私たちは世界で最も優れたイノベーションの研究を行っており、今後5年間で顧客に提供できるリターンが素晴らしいものになると確信している」と述べています。
→ 2020年12月のwebセミナーに限らず、アーク社は5年間という言葉をよく使います。
このことを踏まえた上で、ツイッターの投資状況を見てみます。
私が覚えている情報だけなので、実際はもっと買い増しを頻繁に行っていると思います。
ツイッター株の購入
2021年7月16日、225,937株
2021年9月23日、124,000株
2021年11月30日、1,112,372株
赤〇しているところでツイッター株に投資しています。
このようにツイッター株が下がれば下がるほど、買い増しをしていました。
それがです!
2022年に入った途端にツイッター株を全部ではないですが36万株売却しました。
常々、5年~10年後に投資先企業の成長が著しく伸びると言っているにも関わらずです。
しかもしかも
2021年12月には「自分のスタイルを崩さないことが大切だ。真実は必ず勝つ」とか、「イノベーション株はバブルではなく、むしろ“ディープバリューの領域”に入っている」と言っているにも関わらず…
ツイッター株への投資が間違っていたと判断しての売却なら理解できますが、それなら36万株、金額にして1470.6万ドル(約16億6177万円分)と中途半端に売却したのか??
無理矢理想像すると、もし冒頭で書いた銘柄への投資をしたいがために資金作りとしてツイッター株を売却したのであれば全く賛同できません。
なぜなら、キャシー・ウッド氏が言っている「自分のスタイルを崩さないことが大切」というのを大きく逸脱しているからです。
運用がうまくいっている時は、アーク社が運用しているETFにどんどん資金が流入してくるので、買いたい株があるときは流入してきた資金を使えばよかったんですが、2021年や今回みたいに運用がうまくいっていない時に買いたい株が出てくると保有している銘柄を売却せざるを得ません。
それが今回であればツイッター株の売却だったんです。
2021年は上昇途中のテスラ株を売却して、ズームやコインベースなどに投資をしました。
整理すると…
短期投資家ならまだしも、自分自身で投資している企業は5年~10年後に著しく成長していくと言っているにも関わらず、ツイッターやテスラを売却するのは賛同できません。
100歩譲ってテスラ・ツイッターの成長性に対して疑心暗鬼になった結果、売却したのであればわかりますが、他に投資したい銘柄が出てきたので売却して投資資金を捻出するやり方は反面教師にした方がいいと思います。
将来的にはまた投資したい企業が出てきて、何の株を売却する可能性があります。
結局アーク社自身が5年間保有できていないことになりかねないです。