現金を稼ぐ力

#800

こんにちは、チャーリーです!

4月3日〜4月5日まで家族で私の実家に帰省するので、その期間のブログを休載させていただきます。

ブログ開始は4月6日(木)からです。

アナウンスが遅くなりまして申し訳ございません。

 

2023年3月30日の日経新聞にすごく参考になることが載っていたので取り上げたいと思います。

その記事はこちらです。

 

画像引用元:日本経済新聞(2023年3月30日朝刊11面)

 

この記事で書いてあることはこんな感じです。

・世界の中央銀行が金融緩和を続けたカネ余り環境では、キャッシュフローが赤字でも将来性のある企業にマネーが集まった。

・利上げや銀行の融資が厳格化されることでキャッシュフローが黒字企業の株が買われている

 

当たり前のことだろって思う人もいるかもしれませんが、この投資先を選ぶ時の原理原則から逸脱して投資している人が本当に多いんです。

それは、金融緩和時は純利益が赤字企業であろうが、キャッシュフローが赤字であろうが株価は上がるからです。

 

今の相場状況でどういう企業が上がっているのかというと…

画像引用元:日本経済新聞(2023年3月30日朝刊11面)

 

説明が必要な個所だけ補足します。

FCFとはフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)のこと。

FCFを求める計算式

「営業CF」-「投資CF」=FCF

 

このFCF(フリーキャッシュフロー)が黒字の企業の株価が買われていると日経新聞には書いてあります。

日経新聞の表を見たときに一番最初に思ったことは「やっぱりアップルのフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)はレベチ」ということです。

 

アップルのフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が潤沢にある理由は、ファブレス企業というのが大きいと思います。

ファブレス企業とは

自社で工場などの生産設備を持っていない企業のこと。

 

アップルは開発・設計だけを行って、製造は他社に委託しています。

例えば

半導体の製造:TSMC(台湾セミコンダクター)など

iPhoneの組み立て製造:鴻海精密工業など

 

 

フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が多いと何がいいのかというと…

・金利上昇や銀行融資が厳格化されても影響は軽微

→ 自社ビジネスで現金を稼げるので外部から現金を調達する必要がない

・株主還元が豊富にできる

→ 増配や自社株買いなど

このことは長期投資家にとっては絶対見逃せないことです!

 

株主価値=企業価値が上がらない限り株価が長期に亘って上がり続けることはほぼ不可能だからです。

まとめると、「設備投資にお金がかからない企業」=「フリーキャッシュフローが潤沢」=「長期投資に向いている企業」ということになると思います。

もちろん例外もありますが…

 

 

整理すると…

アメリカの銀行が倒産したり、利上げによる金利上昇に伴って、フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が潤沢な企業が注目されていますが、フリーキャッシュフローが潤沢な企業はどんな経済状況・相場状況でも強いです。

フリーキャッシュフローは長期投資には絶対外せない項目なので今後もチェックしていきたいと思います。

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