複利運用の成功事例

#535

こんにちは、チャーリーです!

突然ですが、アン・シェイバーさんって人を知っていますか??

名前を聞いたことがありますか??

もちろん私は初耳でした!

 

このアン・シェイバーさんは人類で初めて「バイアンドホールド戦略」を行って大成功を収めた人としてその世界では超絶有名人らしい…です。

※ 「バイアンドホールド戦略」とは、買ったら売らない(長期保有)ということ。

 

 

アン・シェイバーさんは1944年にアメリカの内国歳入庁(日本でいう国税庁)を51歳で退職しました。

このとき貯めていた5,000ドルを株式市場に投資して、その後もつつましい暮らしを続けながら企業分析をして配当金は再投資していました。

そのアン・シェイバーさんが1995年に101歳で亡くなった時に資産はいくらになっていたと思いますか??

どれだけ多く想像しても、さらにその上をいきます!

 

なんと「2,200万ドル」になっていたんです!!

当初の5,000ドルから4,400倍になっているって…

当時の物価・為替を無視して考えると55万円が24億2000万円になったんです。

※ 1ドル=110円で計算

漫画だったら間違いなく、ビックリしすぎて顎が外れていると思います。

上記しましたが、配当金を再投資したり、つつましい生活を送って余ったお金でどんどん買い増ししていったということもありますが。

 

もちろん実話なんですが、この成功事例を「それってたまたまそういう時代・時期に投資していたからそうなったんでしょ??」と片付けてしまう人は資産を築くことはできません。

アン・シェイバーさんは「並外れて運がよかったのでしょうか??」

 

ハッキリ言います!

運の問題ではありません!

じゃー次に考えるべきことは、アン・シェイバーさんが行った「バイアンドホールド戦略」の何がすごいのか??

大きなポイントは2つです。

・節税効果

・複利効果

 

アン・シェイバーさんは日本の国税庁にあたる内国歳入庁に勤めていた経験から理解していたと思いますが、「バイアンドホールド戦略」により、キャピタルゲイン課税を徹底的に避けました。

キャピタルゲイン課税とは、利益で売却したときに課税される税金のこと。

売却すると課税されるので、長期保有で売却しなかったということです。

 

この節税効果に加えて「複利効果」も最大限活かしたことで2,200万ドルまで資産を築くことができました。

どういうことかというと…

複利効果がどれくらいすごいのか仮計算してみます。

 

例:S&P500だと1944年まで遡れるデータを持ってないので、NYダウで計算

1944年にNYダウに投資して「バイアンドホールド」したケースと、「利益分は毎年売却した」ケースを比較します。

※ 1944年~1995年末:この期間は年率7.2%で上昇していました。

 

・「バイアンドホールド」のケース

50万円分投資すると、1,858万円になっています。

 

・「利益分を毎年売却した」ケース

50万円分投資すると、毎年50万円の7.2%なので3.6万円(利益分)を売却することになります。

それが52年間続くので3.6万円×52年間=187.2万円の利益。

元々の50万円と併せると237.2万円にしかならないんです。

しかも、この計算には売買手数料、キャピタルゲイン課税はゼロで計算した結果にも関わらず…

 

あらかじめ言っておきますが、計算間違えではありません。

同じ利益率にも関わらず、運用方針の違いでここまで大きな差が生まれてしまいます。

 

アン・シェイバーさんが意図的に行った「節税効果」と「複利効果」は運が良かったからできたことでしょうか??

もちろん運は全く関係ありません。

算数の話です!

 

 

整理すると…

これこそ難しいテクニックを使わず、誰にでもできる資産を最大化する方法です。

運も関係ないし、テクニックも必要なく、時代背景も関係ありません。

この事実を知っていて「バイアンドホールド戦略(長期投資)」を採用しない手はないと思います。

時間が味方になってくれます!

2

1件のピンバック

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です