コストコの有料会員数
#741
明けましておめでとうございます。
今年も読者のみなさんのお役に立てるように頑張って書いていきます。
去年最後のブログ(ほったらかし戦法はどうやったらできるのか??)で「株価推移が気になって仕方がない人に対してはどうすればいいのか??」ということを書きました。
私の中で結論が出ました!
「秘策はなかった!」です。
というもの、年末に株価推移が気になって仕方がないお客様と飲みに行く機会がありました。
その方が乾杯した直後に開口一番、「もう株価を気にしないことにします」と仰ったんです。
理由を聞いてみると、私が以前書いたコストコのブログを見て「あれだけ会員数が伸びているんなら気にする必要がないと思った」とのことでした。
その方はコストコの利用者でもあるので、コストコのビジネスモデルがスッと理解できたんだと思います。
原価率がオーケーストアよりも高い(=商品が安く売られている)というのも決め手になったみたいです。
※ オーケーストアも家族でよく利用するらしいです。
ちなみにコストコとオーケーストアの原価率は以下の通りです。
コストコ:89.51%
オーケーストア:77.89%
言い換えると…
原価895円の商品を1,000円で販売しているのがコストコ。
原価779円の商品を1,000円で販売しているのがオーケーストア。
他の4銘柄(アップル、ビザ、S&Pグローバル、ドミノピザ)に関してもコストコみたいに競争優位性があるってことでしょってことで、気持ちが落ち着いたらしいです。
やっぱり秘策・裏技・ウルトラCなんか存在せず、愚直に投資先のビジネスを理解してもらえるように想像しやすいように伝えていくしかないことに気付きました。
コストコが2022年12月8日に2023年度第1四半期決算で発表した有料会員数を見てください。
まずは四半期ごとの会員数の推移から
コロナ前の2018年9月からの有料会員数の推移ですが、一度たりとも有料会員数が減ったことがありません。
減らないどころかずっと増え続けています。
有料会員数が増える=年会費の収入が増えるということです。
次は遡れる範囲で年度ごとに調べてみます。
2007年8月末からずっと増え続けています。
このことを冒頭に書いたお客様が理解してくれたので「株価を気にしないことにします」と仰っていただけたんだと思います。
こういうことを他の銘柄でもできるだけわかりやすく伝えていけるように努力していきます。
整理すると…
やっぱり難しく考えるだけムダだったということだと思います。
秘策なんか存在しないので愚直に競争優位性をわかりやすく伝えていくことが大事だったんです。
あとはすべての答えはやっぱりお客様が持っているということも再認識しました。
踊る大捜査線の青島刑事が言った通りです!
今後もお客様と対話を繰り返して試行錯誤しながら営業していきたいと思います。