インフレ終焉の兆候!??
#603
こんにちは、チャーリーです!
株式市場の参加者に限らず、世界の消費者が一番気にしていることは「このインフレはいつ収まるのか?」ということだと思います。
2022年6月10日に発表された2022年5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で8.6%も上昇しました。
これは1981年12月以来で40年5ヵ月ぶりの水準です。
実際問題、ガソリン価格や食品などはどんどん値上がりしています。
ただ、一部報道によればインフレの終わりが見えてきたと言っている人が出てきました。
有名なところでいうと、2007年にサブプライムローンバブルが崩壊をすることを正確に予測したマイケル・バーリ氏です!
マイケル・バーリ氏はサブプライムローンバブルが崩壊することを予測しただけではありません。実際、自分でサブプライムローン関連商品が値下がりすると儲かるような商品に投資をして巨額の利益を獲得した数少ない1人なんです。
そのマイケル・バーリ氏が2022年6月27日にツイッターで「小売業界でブルウィップ効果が起きている。ググってみてください。」とツイートしたんです。
難しい用語が出てきました…汗
私もブルウィップ効果は初耳です。
バーリ氏の言う通り、グーグル先生に聞いてみます。
ブルウィップ効果とは
販売現場(川下)で認識した小さな需要変動が、卸売→工場→原材料の提供業者へと川上に行くにつれて、大きな需要変動であると認識される現象のことです。
なんのこっちゃ全くわかりません!
具体例でいうと…
暑いのでアイスクリームを例に考えてみます。
まずはアイスクリームを消費者へ販売するまでに、どういう過程があるのかを押さえておきます。
川上からいうと、原材料業者→製造業者→卸売業者→販売店という流れで消費者に販売されます。
今年は猛暑なので販売店は例年よりもアイスクリームの需要が100個多くなると予想したとします。
ブルウィップ効果が起きると、販売店からアイスクリームを受注した卸売業者は、万が一もっと需要が増えた時に販売店からの発注にすぐに応えられるように多めの120個のアイスクリームを製造業者から仕入れます。
そして120個の製造を依頼された製造業者は、これまたアイスクリームの需要が多くなったときに卸売業者にすぐ対応できるように140個分の原材料を原材料業者から仕入れます。
これがブルウィップ効果です。
川上にいけばいくほど、大きな需要変動として捉えてしまうんです。
その結果、在庫が無駄に積み上がってしまいます。
最終的には在庫を過剰に抱えてしまうことになるので、在庫を減らすために、価格を下げざるを得なくなるという理屈です。
価格が下がるのでデフレになる!
このことをマイケル・バーリ氏はツイートしたんです。
確かに好調のコストコも前回の四半期決算では在庫がかなり増えていたのも事実です。
コロナ前はこんなことありませんでした。
しかも、このマイケル・バーリ氏以外にも似たような報道が他にもされています。
アメリカのテレビ局のCNNです。
CNNの報道では…
「小売業者が返品を希望する消費者に対し、返金はするが品物は保持するよう認めることを検討している」と報道しました。
返品により、既に過剰に在庫を抱えているのに、さらに在庫が積み上がることを避けたいからです。
このCNNの報道やマイケル・バーリ氏の言う通りだと、インフレが収まるのも遠くないかもしれません。
整理すると…
今回は世の中が考えていることとは、あえて逆のことを書きました。
企業の在庫が積み上がっているのは紛れもない事実なので、今回書いたように思っている以上に早くインフレが収まる可能性は否定できないと思います。
知っておいて損はないことだと思います。
次回のブログでは在庫が積み上がった影響で既に価格は下落し始めているということについて書いていきます。
ブルウィップ効果、私も初めて聞いたので勉強になりました!
潮目が変わるかもしれないですね。明日も楽しみにしています!
コメントありがとうございます!