ビジネスで選ぶとはどういうことか??

#507

こんにちは、チャーリーです!

昨日のブログ(やっぱりバフェットは正しかった!!)で、最新版の「バフェットの株主への手紙」の内容について書きました。

その中で、バークシャーハサウェイのバフェット会長兼CEOとチャーリー・マンガー副会長がどういう基準で投資をしているのかが記されていました。

 

一言でいうと「銘柄を選ぶのではなく、ビジネスを選ぶ」ということです!!

 

なんとかくは想像できますが、実際は???になっている人が多いと思います。

なので今回のブログでは「銘柄を選ぶのではなく、ビジネスを選ぶ」とはどういうことかを書いていきたいと思います。

「バフェットの株主への手紙」にそのヒントが書いてありました。

 

 

バフェットは数ある投資先の中で特にお気に入りの投資先のことを「Our Four Giants(4つの巨人)」と言っています。

それは「保険会社群」「アップル」「鉄道会社のBNSF(バーリントン・ノーザン・サンタフェ)」「電力会社のBHE」の4つです。

※ 保険会社群とは、GEICO、MedPro、National Indemnityなどの保険会社のことです。

 

この中の鉄道会社BNSFのことを抜粋したいと思います。

そもそもBNSFってどんな会社かというと…

貨物輸送の鉄道会社です。規模ではユニオン・パシフィック鉄道に次ぐアメリカ第2位。貨物一貫輸送シェアは1位、穀物輸送でも1位。

路線は以下の通りです。

この鉄道網で2021年にBNSFの列車は100万143マイルを走行し、100万535トンの貨物を運びました。この実績は他のアメリカの輸送会社の実績をはるかに上回っているらしいです。

2021年は60億ドルの過去最高益を更新しています。

バフェットは、「もし、BNSFが運ぶ多くの重要な製品がトラックで運ばれるようになれば、アメリカの二酸化炭素の排出量は急増することになる」「バークシャーだけでなく、アメリカにとっても不可欠な資産となっている」と言っています。

 

さらにバフェットは「私は珍しく予言しておこう。BNSF社は、100年後もバークシャー社やわが国にとって重要な資産になるだろう」とも言っています。

 

当然、新規参入は皆無と言ってもいいです。

この貨物鉄道に参入しようと思ったら、当局の認可が必要になりますし、広大な土地に鉄道路線を張り巡らせないといけません。

不動産価格、土地価格が高くなった現在では不可能です。

 

 

整理すると…

「バフェットの株主への手紙」では、BNSF社のことはこのように簡潔に書いてありましたが、バフェットが「ビジネスで投資先を選ぶ」と言っている意味がわかりましたか??

アメリカにとってもBMSF社の貨物鉄道が重要な資産になっていますし、もっと言うと、二酸化炭素の排出量を考えると地球にとっても重要なビジネスを担っていることになります。

しかも、新規参入がないのでライバル会社が今後現れることもありません。

こういう必要不可欠なビジネスは貨物の値段を上げたとしても顧客が離れることもないです。

貨物鉄道会社なのでこれ以上ないくらい地味な会社ですが、これがビジネスで投資先を選ぶということだと思います。

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