バフェットがアップル株を追加で購入

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こんにちは、チャーリーです!
タイトルにも書いたようにバフェットがアップル株を2022年4-6月で追加購入しました。
厳密にはバフェットが会長を務めるバークシャーハサウェイ(以下:バークシャー)が追加投資しました。
バフェット率いるバークシャーが初めてアップル株に投資したのは2016年1-3月期です。
この時は9,811,747株を約10億ドル(約1,100億円)で取得しました。
2016年1月-3月当時のアップル株は26ドルくらいなので、バフェットの慧眼には驚かされます。
そして今回(2022年4-6月)で3,878,909株を追加購入しました。
日本円ベースで約763億円分です。
今回の買い増し額は大きくはないですが、安くなったところを着実に買っているというイメージです。
今回はバークシャーがアップルを買っていった推移を調べてみたいと思います。
以下の表はすべて米国証券取引委員会の「13F-HR」から数字を抜粋して作成しています。
「13F-HR」はこちら
段階的に少しずつ買い増しをしていることがわかります。
ただこの表だと株式分割をしたタイミングからわけがわからないので、株式分割調整後の株数で再度作成してみます。
表を見るとわかりますが、2020.3Qと2020.4Qで大きく売却していることがわかります。バフェットは2021年に開催された年次総会でアップル株を2020年下期に売却したことについては誤りだったと認めています。
2020.3Qの売却株数:36,326,710株(約4161億円分)
2020.4Qの売却株数:57,160,000株(約7218億円分)
こうやって調べると改めてバフェットのアップル愛が強いことがよくわかります。
バークシャー全体のポートフォリオを見ると、アップル1社だけで40.76%も占めているんです。
ちなみに投資比率が2番目に多い「バンク・オブ・アメリカ」は10.48%です。
金額ベースでアップル1社だけで15兆9000億円分保有していることになります。
こういうすごく偏った投資比率でもバフェットも副会長のチャーリー・マンガーも全く気にしていません。
チャーリー・マンガーは金額がどれだけ多くても5銘柄くらいに分散投資すれば十分と言っています。
それは分散投資目的で、自分が理解していない銘柄に投資をするんなら、自分が本当に理解している5社に絞って投資した方がいいという考え方です。
なのでアップル株が企業価値よりも割安になっていると判断したら今後もどんどん買い増ししていくと思います。
私も資金的に余裕ができたら銘柄数を増やすんじゃなくて、今持っている銘柄をどんどん買い増ししていきたいと思います。
仮に買い増しできる資金がなかったとしても、やっぱり長期投資は最強です。
バフェットがアップルに投資した2016年1-3月から6年間で株価は6.6倍になっています。
整理すると…
バフェット特にお気に入りの投資先のことを「Our Four Giants(4つの巨人)」と呼んでいますが、その中の1つがアップルなんです。
※ 他には「保険会社群」、「鉄道会社のBNSF」、「電力会社のBHE」です。
お気に入りの銘柄に対しては投資比率とか関係なくどんどん買い増しをしていっています。
保険会社も投資できるタイミングの時は積極的に投資しています。
BNSFとBHEは買収済みなのでこれ以上は増やせません。
自分が100%理解できる会社で信じているのであればどんどん買い増しするべきという良い事例だと思います。