やっぱりビザはすごかった!!
#463
明けましておめでとうございます。
チャーリーです!
今年も長期投資を後押しできるブログを書いていきたいと思います。
2020年の夏ごろから頻繁に耳にするようになったBNPL(後払い決済サービス)について、書いていきたいと思います。
以前にもBNPL(後払い決済サービス)のことは書いたことがありますが、前回書いた時よりもBNPLがビザに与える影響がわかったので再度書きます。
※ BNPLは、Buy Now Pay Laterの頭文字を取った言葉です。
まず、BNPL(後払い決済サービス)とは何なのか??
ECサイトや実店舗などで商品を購入した場合、商品購入代金を顧客が自由に月々の分割払い(後払い)を選択できるサービスのことを言います。
今までのリボ払いとの違い
・リボ払いは金利、手数料を負担するのは消費者
・BNPL(後払い決済サービス)は、金利、手数料を負担するのは商品販売店
→ 消費者からすると分割払いするときの金利、手数料が無料になります。
商品販売店からすると、金利・手数料を自らが負担したとしても、分割払いできることで消費者の商品購入意欲が増して買い物してくれる方がメリットが大きいんです。
しかも、商品購入意欲が高くなると商品を値引きしなくて済むのでブランドイメージも毀損せずに済みます。
こういう便利なBNPL(後払い決済サービス)が欧州を中心に流行ってきているので、「ビザはピンチ!」というネット記事を見ますが、それは大きな間違いです。
BNPL(後払い決済サービス)は、ビザの存在を脅かすサービスではありません!
その理由は単純です。
ビザは既にBNPL(後払い決済サービス)を提供しているからです!
※ まだ一部の国、一部のクレジットカード発行会社に限定はされていますが…
そもそもビザはBNPLの代表的な企業の1つであるクラーナに2017年に出資をしてますし、2021年10月にグローバルブランド契約を結びました。
※ BNPLの世界的企業は、クラーナ、アファーム、アフターペイです。
クラーナ以外にもビザはBNPLフィンテック企業のアフターペイ、チャージアフター、ペイディ、セズル、スプリティット、ジップが世界的規模で展開することを支援しています。
また、FIS、モネリス、グローバル・ペイメンツ、ANZ、CIBC、HSBC、スコシアバンクなどもビザの決済ネットワークを活用してBNPL(後払い決済サービス)を展開しています。
これでもほんの一部しか載せていません。
FIS以下の企業はクレジットカードを発行していて、クレジットカードでの買い物に対してBNPLを提供しています。
ビザのグルーバルヘッドを務めるメアリー・ケイ・ボウマン氏は次のようにコメントしています。
「数十年前にリボ払い、デビット払い、プリペイド払いを先駆して導入したのと同じ理由で、ビザは何年も前からBNPLを精力的に採用してきました。購入者がBNPLを好むなら、当社の出番であり、それを実現しています」
このようにBNPL(後払い決済サービス)はビザの存在を脅かすサービスでは全くありません。
ビザは既に数年前からBNPL(後払い決済サービス)を展開していて、消費者が望んでいるBNPLが流行るのを後押ししているんです。
整理すると…
ビザはBNPL(後払い決済サービス)を活用するために、インシュアー(クレジットカード発行会社)、アクワイアラー(加盟店管理会社)、フィンテック企業がビザの決済ネットワークを利用しているケースが増えてきていると発表しました。
やっぱりビザはすごい会社でした!
新しいサービスが出てきてもビザの決済ネットワークなくして、その新しいサービスを提供することができないと言っても過言ではないと思います。
それくらいビザの決済ネットワーク(世界シェア約6割)は貴重だということです。
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