世界一の運用会社から学べること

#517

こんにちは、チャーリーです!

アメリカのブラックロックという運用会社がロシアがウクライナに侵攻をし始めてからロシアへの投資を加速させました。

その結果どうなったでしょう…??

 

結果を見る前にブラックロックがどういう規模なのかを調べてみます。

2020年12月末なので少し古いデータですが、ランキング自体はたぶん変わってないと思われます。

この世界最大の運用会社は元々ロシアに投資していましたが、ロシアがウクライナに侵攻した後に追加投資をしたんです。

 

その結果…

172億4000万ドル(約1兆8964億円)の損失になってしまいました。

この金額を見ただけでもゾッとしますが、投資金額を知ると1000倍ゾッとします。

投資金額が182億ドル(約2兆円)なんです。

投資金額:182億ドル

時価:9億6000万ドル

評価損:172億4000万ドルの評価損

評価損率:マイナス94.7%

あくまで評価損なのでまだ売却はしていないらしいです。

 

 

なぜリスクが大きくなっているロシアへの投資を加速させたかというと…これは完全に私の予想ですが、株式市場には「銃声がなったら株を買え」という格言がありますが、それに従ったんだと思います。

 

ロシアがウクライナに侵攻したのが2022年2月24日なので、侵攻してから10日くらい経った時点での評価損です。ブラックロックがもっと長いスパンで考えて投資をしたのであれば今後どうなっているかはわからないですが…

 

でも普通に考えて、ロシア投資を指揮・運用しているファンドマネージャーにしても、実際お金を出している投資家にしても94.7%の評価損になった状況を耐えきれるとは思えません。

94.7%の評価損ということは100万円で投資したのが、5.3万円になっているということです。この評価損のまま持ちこたえられる人はいるんでしょうか…

 

 

この世界最大の運用会社の投資から学べることは、“世界一の運用会社でも”奇をてらった投資をすると失敗するということです。

別の言い方をすると、奇をてらった投資は再現性がないということです!

 

それを個人投資家がやってうまくいくと思います??

極々少数の天才投資家じゃないと再現性を持って利益を出し続けることは不可能です!

→ こういう天才投資家がいることは間違いない事実です。

当然、日本にもいます。

ハンドルネーム:BNF(通称ジェイコム男)がまさしくその天才投資家です。

BNFのウィキペディアはこちら

BNFの真似をしようと思ったら痛い目に合うのでオススメは全くしません!

 

 

整理すると…

どれだけ情報量を持っていても、どれだけ優秀な人が運用しても、今回の例を見ると奇をてらった投資は一か八か投資の域を出ないということがわかると思います。

しかも1000%私の想像ですが、ブラックロックが投資の判断をするのにAIを使ってないとは思えません。

絶対真似をするのはやめましょう!

赤字の企業に投資するのも似たり寄ったりだと思います。

投資金額100万円が5.3万円になるということは、元の100万円まで戻るためには18.86倍上昇しないといけなくなります。

これが可能だと思う人は投資には向いてないと思います。

大事なことは大きく儲けるより大損をしないことです!

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