ミーム株のブラックベリーを調べてみる

#392

こんにちは、チャーリーです!

2021年に入ってすぐ、ミーム株相場があったことを覚えていますか?

 

簡単におさらいすると…

ミーム株というのはSNSで話題になった株を個人投資家が買って、大きく株価が上昇した相場のことです。

SNSで話題になった株と書きましたが、何も新しいニュースが出たわけでもなく、業績が良くなったわけでもなく、本当に遊び感覚で「次はこのA株をみんなで買おうぜ!」みたいなノリでみんなで特定の株を買っていくだけです。

 

そういう理由で大きく上昇した株は100000%の確率でその後下がります。

これはノストラダムスじゃなくてもわかることです!

株価は企業の利益に連動するからです。

 

その時の株価推移を振り返ってみます。

ミーム株は他にもいろいろありますが、わかりやすい例なのでブラックベリー株を例にしました。

  

 

 

実はブラックベリー株が大きく上がったのは今回が初めてではないんです。

ブラックベリーはスマホを作っている会社なので、初代iPhoneが2007年に発売された時に一緒になって大きく上がったんです。  

 

2002年の安値から

2002年10月3日:1.42ドル

2008年6月19日:147.55ドル

この期間で103.9倍になった。

→ 2021年1月のミーム株相場の比じゃないくらい上がっています。

 

 

余談ですが、2007年当時、ブラックベリーはスマホを「小さいパソコン」として宣伝して売り出していました。

ブラックベリーの初代モデル

  

スマホの機能的にはどのメーカーのスマホでも、たしかに「小さいパソコン」なんです。それは今も変わらないです!

 

一方、iPhoneを売り出したアップルは違う宣伝をしました。

その名の通り、「これは電話です」と宣伝して売り出しました。

フォン=電話

 

小さいパソコンなら使う人が限られますが、”電話です!”と言われたら使ってくれる人が多くなります。

ブラックベリーもiPhoneも機能的にはそんなに大差ないのに、「言葉のマジック」によってiPhoneがシェアを伸ばしたんです!

 

 

そのブラックベリーの業績を調べてみます。

以下の表はすべてブラックベリーの年次報告書から数字を拾って作成しています。

年次報告書はこちら

 

売上高

 

純利益

 

 

整理すると…

業績を無視して投資してしまうと損する確率がすこぶる高くなります。

2007年当時は業績も多少は伴っていますが、今の電気自動車やスタートアップ企業などのように、どの企業がその分野の覇権を取るかがわからない状態で投資すると、こういう結果になりやすいです。

ハッキリ言って一か八か戦法です。

今、アーク社はあえてそういう運用を積極的にしています。

業績を伴わずに株価が上昇している場合は、上記しましたが、その後株価が下がることはノストラダムスじゃなくてもわかります!

失敗している人の真似をしないように避けていきましょう。

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