ついに動いた!バークシャーハサウェイが積極投資開始
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こんにちは、チャーリーです!
昨日のブログ(今の相場はバーゲンセール中なのか??)では、「株価下落=割安ではない」ということを書きました。
今の相場は世界全体的に株価が下がっていますが、安物買いの銭失いにならないように注意しないといけない相場だと思います。
そんな中、世界で唯一と言ってもいいくらい積極的に株式投資をしている企業があります。
それが、バフェットが会長を務めているバークシャーハサウェイです!
ちなみにバフェットは91歳です。8月30日で92歳になります。
バフェットはバリュー投資(割安株投資)として有名ですが、2022年2月に公開された「株主への手紙」では2021年12月末にかけて手元資金が増えたのは長期投資にふさわしい企業が見つからなかったためと書かれています。
※ 2021年12月時点の手元資金:1467.19億ドル(約16兆1390億円)
長期投資にふさわしい割安株が見つかるまで、その間株価が上がり続けているにも関わらずじっと待つことができるのがすごいです!
単純にこのことができる投資家もバフェットくらいだと思います。
この単純すぎる投資行動が本当に難しいんです…
そのバークシャーハサウェイ社(バフェット氏)がついに積極投資を始めたんです!
バークシャーハサウェイの現金ポジションの推移を見てください。
※ バークシャーハサウェイは現金・現金同等物・1年以内に満期を迎える米国債を現金ポジションとしています。
以下の現金ポジション残高はバークシャーハサウェイの年次報告書から数字を抜粋して作成しています。
2022年3月に現金残高が大きく減っているのがわかります。
これは積み立てていた現金から投資に回したからです。
金額の多寡はありますが、2022年1-3月期に長期投資目的で現物株に投資した銘柄は以下の通りです。
米国証券取引委員会(SEC)の13F-HRから調べました。
バークシャーハサウェイの13F-HRはこちら
2022年1-3月に新規または追加投資した銘柄
※ PER(株価収益率)は2022年3月末時点
PER(株価収益率)を見るとよくわかりますが、PERが一桁台の銘柄がかなりあります。
PERとは、純利益の何倍まで株価が買われているかを見る指標。
数値が低ければ低いほど割安ということになります。
しかも3月末時点でのPERを載せていますが、実際には1-3月のいつ投資したかはわかりません。
もっとPERが低い時期に投資している可能性もあります。
バークシャーハサウェイ社(バフェット氏)が現物株にこれだけ積極的に投資するのは2008年のリーマンショック以来と言われています。
これだけ割安の時に投資しているので、結局またバフェットの一人勝ち状態になりそうです…
どうやったらバフェットみたいに株価が割高になっている時に投資するのを我慢できるんでしょうか。
整理すると…
バフェットの投資哲学は「1ドルのものを40セントで買う」ことです。
1ドルの価値のものを40セントで買えたら、誰だって利益になります。
ただ私なんか特に1ドル価値のものが40セントまで価格が下がるのが待てないので失敗する確率が上がってしまいます。
バフェットは、投資は野球と違って見逃し三振がないのだから、自分の得意な球・好きな球が来るまで待てばいいとも言っています。
ストライクを取られるのは空振りしたときだけだと。
そのためには価値と価格の違いを正確に把握する必要があります。
今の企業価値だと何ドルが適正価格(適正株価)なのかを理解していない限り無理な話です。
もっと勉強しなければ…
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