不安に煽られないで…
#791
こんにちは、チャーリーです!
2023年3月10日に急にアメリカの銀行が経営破綻したというニュースが飛び込んできました。
シリコンバレー銀行が破綻したんです。
シリコンバレー銀行に加え、シグネチャーバンクもニューヨーク州の監督当局から3月12日に事業停止の通達がありました。
今回のブログで書きたいことは、「不安に煽られたらダメ!」ということです。
3月10日にシリコンバレー銀行が破綻
3月12日にシグネチャーバンクが事業停止処分を受ける
あまり報道されていませんが、3月8日に暗号資産関連企業を中心に取引をしていたシルバーキャピタルも破綻しています。
このすごくネガティブなニュース流れてきたことで「金融危機が起こる」と不安を掻き立てている人がチラホラいます。
しかもタイミングが悪いことに銀行業界にもう1つ悪いニュースがあります。
スイスの金融大手のクレディ・スイスのことです。
3月14日に2021年2022年の年次報告書について「財務報告に関する内部コントロールが有効ではなかった」と発表したんです。
クレディ・スイスは前の週から米証券取引委員会(SEC)から指摘を受けて財務報告書を見直していたらしいです。
正直な話、「財務報告に関する内部コントロールが有効ではなかった」と言われても何のことかさっぱりわかりません。
ただ、言えることはクレディ・スイスは元々経営内容が良くなかったということです。
決算状況を見たら一目瞭然です。
なんでこんなことになっているのかというと…
ご幣を恐れず説明すると「手っ取り早く投資で儲けようとした」ということだと思います。
リーマンショック後は銀行自身が投資で儲けようとするビジネススタイルが減退していたにも関わず、クレディ・スイスはその手をそんなに緩めなかった結果です。
それが失敗していたんです。
こういう業績なので元々クレディ・スイスは経営不振に陥っていました。
それに加えて今回の米証券取引委員会(SEC)から指摘されたんです。
さらにクレディ・スイスの筆頭株主であるサウジ・ナショナル・バンクが「追加の投資をしない」ことが報じられて株価が急落しました。
本当に嫌なニュースばかりです。
でも過度に不安にならなくても大丈夫です!
・アメリカの銀行が破綻したことについては「預金が全額保護される」ことが決定しています。
※ 通常は25万ドルまでしか保護の対象にならないです。
・クレディ・スイスに関してはスイス国立銀行(中央銀行)が「必要なら資金の流動性を供給する」と言っています。
現に3月16日にクレディ・スイスは流動性を強化するために、スイス国立銀行から最大500億スイスフラン(540億ドル)を借り入れると発表しました。
世の中には悪いニュースばかりが流れがちになります。
これは昔からそうです。
悪いニュースの方が視聴率が取れるからです。
しかも、今のご時世はYouTubeやSNS上で情報を売って商売をしている人が多いというのも覚えておかないといけません。
YouTubeやSNSで情報を売っている人は過激なことを言って、注目を集めて商売に結び付けます。
極端なことを言って商売するやり方です。
そういう人たちに踊らされたら長期投資なんか実践できません。
踊らされるくらいならニュースは何も見ない方がまだマシだと思います。
気を付けてください。
整理すると…
ニュースを見て不安になって、自分でネットで調べようとしたらドツボにハマる可能性が高いです。
自分でネットで調べるときは不安を煽った記事が目に付きやすいからです。
私も投資ブログを書いている立場なのでブーメランになりますが、私はネットで調べるときはブルームバーグやロイターが書いた記事しか基本参考にしていません。
不安を煽られないように自己防衛していきましょう。