つみたてNISAの現実
#903
こんにちは、チャーリーです!
前回のブログ(つみたてNISAをやめようと思っている…)で書きましたが、知り合いにこういうことを言われました。
「2019年からつみたてNISAで全世界株式に投資しているんですけど、株価が下がりそうなので一度売却しようと思っているんです。どう思いますか??」
この発言を受けて前から気になっていたことを調べてみたいと思います。
それは「つみたてNISAの平均積み立て期間」です。
前からずっと気になっていたのですが、調べてもなかなかそのデータが見つからなかったのですが、やっとデータを発見できました。
そのデータは金融庁のサイトにありました。
つみたてNISAは2018年1月から開始しているので6年が経ちました。
6年間の間にはコロナ禍もありました…さて保有期間はどうなんでしょうか??
それでは金融庁調べの「つみたてNISAの平均積み立て期間」を発表したいと思います。
※ 2022年末時点なので少しデータは古いですが…
解約者の平均保有期間(つみたてNISA:全ファンド)
アクティブファンド:3.37年
インデックスファンド:1.70年
予想を遥かに超える短さでした!
なんで??
次はバランスファンドに限定して見てみます。
解約者の平均保有期間(つみたてNISA:バランスファンド)
アクティブファンド:3.66年
インデックスファンド:2.95年
またしても結果は同じです。
しかも今流行りのインデックスファンドよりもアクティブファンドの方が保有期間が長いというのもすごく不思議です。
たぶんこういうことだと思われます。
2020年3月にコロナが全世界的に大流行した時に、主要国の中央銀行が金融緩和策を行いました。
簡単にいうと「金融緩和=株高」なので、インデックスファンドよりもアクティブファンドの方が上昇率が高かったです。
インデックスファンド保有者はアクティブファンドや個別銘柄の上昇率がすごいのでインデックスファンドに投資しているのがじれったく思って解約したんだと思います。
この仮説が正しいとすると、つみたてNISAの一番の敵は下落相場ではなく、上昇相場ということになります。
株価が好調であればあるほど解約する人が増えるって悲しい現実です。
整理すると…
つみたてNISAに限った話ではないですが、今は長期投資がこれだけ主流の考えになっているのに長く続けられないって…
しかも平均保有期間が4年もいってないんです。
この保有期間だといつか損する確率がかなり高いので初心を忘れず続けてほしいです。
1人では難しい人は伴走してくれる人を見つけて一緒にやることをオススメします。
継続は力なり!!
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