アーク社ついに打って出る

#674

こんにちは、チャーリーです!

2020年にカリスマ投資家ともてはやされたキャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメント・マネジメントがついに打って出ました。

 

まずは、アーク社の旗艦ファンドである「アーク・イノベーションETF」の株価推移を見てください。

 

2020年は1年間で2.46倍になったのでたしかに凄いですが、その後は上昇前の元の水準まで下がってしまっています。

まさしく「山高ければ、谷深し」状態です。

 

2022年に入ってから市場平均であるS&P500と比べてもかなり劣後し始めています。

2019年1月2日~2022年9月16日

・アーク・イノベーションETF

 37.42ドル→ 42.58ドル

 上昇率:13.78%上昇

・S&P500

 2,510.03ドル→ 3,873.33ドル

 上昇率:54.31%上昇

童話「ウサギとカメ」を体現している値動きです。

 

 

カリスマ投資家ともてはやされていたキャシー・ウッド氏がこの状況を打破するために2022年9月13日に打って出たんです。

 

アーク・インベストメント・マネジメント全体で4190万ドル(約60億円)相当のハイテク株を中心に押し目買いしました。

アーク・インベストメント・マネジメントの傘下ETF(ファンド)は全部で8ファンドあります。

その中で、一番運用金額が大きいのがアーク・イノベーションETFです。

 

旗艦ファンドであるアーク・イノベーションETFが2022年9月13日にどの銘柄をどれくらい買ったのか調べてみます。

※ アーク社は日々の売買結果を公表しています。

旗艦ファンドのアーク・イノベーションETFでは特に「ロク」と「ズーム」を大量に買っていることが分かります。

円ベースだと

ロク:24億5506万円分

ズーム:23億6809万円分

 

ハイテク株以外では、ヘルスケア株への投資も2410万ドル(約34億7040万円)分もしました。

気になるのはこの原資はどうやって工面したのかということです!

 

2022年9月13日の売却を調べるとビックリしました。

シグニファイ・ヘルス(SGFY)を大量に売却していました。

1,547,059株売却して、その金額は45,019,416ドルです。

日本円で64億8279万円分。

 

 

なぜキャシー・ウッド氏はこのタイミングで勝負に出たんでしょうか??

これはキャシー・ウッド氏の相場の見方が大いに関係してきます。

キャシー・ウッド氏の考え方は「FRBは利上げを続ける中でデフレの兆候を無視しており、間もなくハト派的な方向転換を迫られる」というものです。

 

この考え方からわかるようにキャシー・ウッド氏は「デフレになる」と読んでいるんです。

デフレになると金融緩和を再開せざると得なくなります。

金融緩和が始まると、世の中に出回るお金の量が増えるので、株などのリスク資産が買われます。

このことは2020年のコロナが世界的に大流行した時のことを思い出すとすぐわかります。

 

キャシー・ウッド氏は2020年の金融緩和が行われている時の相場(過剰流動性相場)でカリスマ投資家と言われていたので、それをまた期待しているんだと思います。

頑張ってとしか思えないです…

 

 

そもそも投資マネーが増えて、投資する人・買う人が多くなれば株価が上がること期待している時点で私と考え方が180度違います。

買う人・投資する人が少なくても株価は上がります!

EPS(1株あたりの利益)の増加基調がずっと続いていれば。

売買する人が多くなればそれだけ株価が乱高下するので、私は売買高は少なければ少ないほどいいと思っているくらいです。

 

 

整理すると…

キャシー・ウッド氏は勝負に出ましたが吉と出るのか凶と出るのか…

私としてはどっちに転んでも参考になるので参考資料として今後の行方を見守っていきたいと思います。

間違っても手を出したらいけないです!

少なくとも私は絶対手を出さないし、マネもしないです。

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