2020年で人気化したアーク社とは…

#278

こんにちは、チャーリーです!

運用の世界で2020年で最もと言ってもいいくらい人気化して注目されたのがアーク・インベストメント・マネジメントです!

 

アーク・インベストメント・マネジメントとは…

「破壊的イノベーション」に焦点を当てた企業に投資している運用会社です。

アーク社は破壊的イノベーションの定義を、世界の働き方を変える可能性のある技術的に可能になった製品・またはサービスの導入としています。

投資対象は、人口知能、ロボット工学、エネルギー貯蔵、DNAシーケンス、ブロックチェーンテクノロジーを中心としたイノベーション(技術革新)です。

 

まずは、2020年の運用成績を見てみます。

以下のチャートはアーク・インベストメントETFの株価推移です。

  

1年間でETF(上場投資信託)が2.46倍になっているのは凄いとしか言えないです!!

個別銘柄なら理解できますが、当該ETFは58銘柄から構成されており、その58銘柄の平均で2.46倍になっています。

 

アーク・インベストメント・マネジメントのCEOであるキャシー・ウッド氏は早くから電気自動車メーカーのテスラが破壊的イノベーションを持つ企業として投資しており、アーク社を人気化させたのもテスラだと個人的には思います。

 

それは、テスラが2020年に大きく上がる前から「2025年までにテスラは3000ドルに達する」と予想していたからです。

さすがにまだ3000ドルまでは到達していませんが、そのように予想していたテスラ株が2020年の1年間で8.2倍も上昇しました。

※ ちなみにキャシー・ウッドCEOはインタビューで、ビットコインは50万ドルになると言っています。

 

次にアーク・インベストメント・マネジメントの投資状況を見てみます。

正直、上位10社中4社しか知らないです…

 

 

 

前半でアーク社が2020年の運用成績がずば抜けてよかったと書きましたが、後半ではそのアーク社が今大きく売られているという内容を書いていきます。

どれくらい売られているかというと…

下落率的には大したことないと思うかもしれませんが、同じ期間のS&P500は逆に13.17%上昇していることを考えたら、かなり逆風が吹いていることがわかると思います。

 

なんで急に絶好調だったアーク社に逆風が吹き始めたかというと…

「長期金利が上昇し始めた」のが原因です!

※ 投資比率上位10銘柄の内、2020年度に黒字企業は4社しかありません。その4社の内2019年も黒字だった企業はたったの2社だけです。

 

長期金利が上昇して、運用が芳しくない状況でもキャシー・ウッドCEOは強気な姿勢を全く崩していません。

キャシー・ウッド氏が言うには「我々には5年間の投資期間があり、目的から目をそらしてはいけない」とのことです。

今市場関係者の中では、FRB(中央銀行)が金融緩和をいつ止めるのかが焦点になっているので、これからは比較的長期金利が上昇しやすい・または高止まりしやすい状況が続くことが予想されます。

その中、アーク社の運用は2020年のようにうまくいくのか注目していきたいと思います。

 

 

整理すると…

キャシー・ウッド氏が言っていることは理解できますが、個人的な感想だとそれを投資家に求めるのは酷な話だと思います。

これだけいい意味でも悪い意味でも乱高下が激しかったら5年間、投資家が売却せずに持ち続けるのは至難の業です。毎日に近いくらい相場(株価)を見ている人は高い確率で5年持ち続けるのは無理だと思います。

それこそ「投資していることを忘れている人」だったら可能ですが…

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