＃909

こんにちは、チャーリーです！

少し前のブログ（株価が下がったら投資する）で書きましたが、私の周りで「株価が下がったら投資しようと思っている」と言っている人が増えてきました。

そういう人たちのためにタイムリーな事例を提供したいと思います。

タイムリーな事例というのは「アップル株」です。

まずは株価推移を見てください。

2022年年初の株価水準とほとんど変わりません。むしろ今の方が低いです。

しかも、直近は株価が下がっています。

直近の高値：199.62ドル（2023年12月14日）

現在：173.31ドル（2024年3月27日）

下落率：13.18％下落

まさしく株価が下がっている今がチャーンス！！

って本当に思っていますか？？

アップルに関するニュースをピックアップしてみます。

・中国でのiPhone販売不振

・米司法省による反トラスト法違反をめぐる法廷闘争

・欧州委員会によるデジタル市場法（DMA）違反の可能性による調査

・欧州委員会による2,900億円の制裁金

→　アップルが支配的な立場を利用して音楽配信サービス業に不正な取引条件を設けたことによる制裁金

・生成AI分野の開発遅れ

・アップルカー（EV）からの撤退

・アップルウォッチの心電機能を巡る反トラスト法違反での訴訟

・ロシアでのアプリ内決済を巡る反トラスト法違反により20億円の制裁金を払った

・時価総額がマイクロソフトに抜かれて世界第2位になる

このようにアップルに関するニュースを挙げたらキリがありません。

下がっている理由を調べれば調べるほどネガティブなニュースがどんどん出てきます。

もう一度言います。

株価が下がっている今がチャーンス！！って本当に思いますか？？

アップルの競争優位性を本当に理解している人じゃなければ、今がチャーンス！！とはなかなか思えないと思います。

これが一事が万事で、株価が下がってくるとネガティブなニュースが余計に目につきやすくなるので調べれば調べるほど投資意欲がどんどん失われていきます。

よっぽど心が強くないと今がチャーンス！！とはならないです。

なので「株価が下がったら投資する」というのは気持ちはすごくわかりますが、実際実践しようと思ったら難易度がすごく高いことに気付くと思います。

もちろんこれはアップル特有の現象ではありません。

市場平均であるS&P500でも同じですし、他の個別銘柄でもまったく同じです。

よっぽど割高じゃない限り、目を瞑って買うしか方法がないと思っています。

あとは時間が解決してくれますし、その時間を味方につけることができれば鬼に金棒状態になります。

整理すると…

実際今回のブログを読んでどうでしたか？？

株価が下がったからといって無条件でアップル株を買いにいけそうですか？？

私はそもそも株価が大きく下がるまで待つことができないのでよっぽど割高ではない限りは目を瞑って買いにいっています。