アップルが電気自動車に参入
#168
こんにちは、チャーリーです!
2007年に初代iPhoneを発表するときに、スティーブ・ジョブズが何と言ったか覚えていますか?
「アップルは電話を再開発する」と言って、iPhoneを披露しました。
まさにあの時の再現のようなことが起きそうです!
アップルがEV(電気自動車)市場に参入することがわかりました。
EV車と言えば、テスラを思い浮かべる人が多いと思いますが、テスラにとっては最大のライバルになり得る存在が出現しました。
アップルは以前から自動車事業に関心を持っていました。2013年にアップルからテスラに移籍していたダグ・フィールド氏が2018年に再度アップルに戻ってきてから自動運転プロジェクトである「プロジェクト・タイタン」が前進し始めました。
2019年には自動運転のスタートアップ企業のDrive AI(ドライブAI)を買収しています。
アップルのEV車兼自動運転車の戦略の中心にあるのはバッテリーです!
調べたことをそのまま書くと…
「バッテリー内の各セルをかさ上げして、電池材料を収納するポーチやモジュールを排除することにより、バッテリーパック内のスペースを開放する」モノセル電池の設計。
さっぱり何のことかわかりません…泣
専門的なことなので難しすぎる…
結論だけ言うと、「従来のバッテリーよりも、より長い航続距離を実現できる」みたいです!
さらに、アップルは他のEVメーカーが採用しているリチウムイオン電池を使用せず、独自のリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池を使用することを検討しています。
従来のリチウムイオン電池だと、充電時など過度の電流が加わると発熱することがあるからです。
2013年にJAL、ANAでボーイング787機体内部のリチウムイオン電池が発火・発煙する事故があったのを覚えている人がいるかもしれません。
また2017年にサムスン電子のスマホ「Galaxy Note7」に使われていたリチウムイオン電池が異常発熱を起こしてリコールになりました。
LEP電池は加熱しにくい利点に加えて、従来のリチウムイオン電池に使われていた最も高価な金属の1つであるコバルトを含まないため、バッテリーコストを劇的に削減できるみたいです!
アップルには上記のような戦略がある上に、アップルの一番の強みは何といっても「アメリカ企業で一番現金を保有している」ことです!
下記のデータは各社の年次報告書から数字を拾っています。
アップルの年次報告書はこちら
テスラの年次報告書はこちら
現金にプラスして毎年のキャッシュフロー(自由に使えるお金)の差が歴然なんです。
この差が何を意味しているかと言うと…
この数字を見たら今後どっちが成長しそうですか??
しかもフリーキャッシュフローが毎年潤沢にあるということは、M&Aで自社が保有していない技術を持つ企業を買収できるというメリットもあります。
さらにさらに、アップルはスマホの製造を自社で行っていません。
製造は台湾企業のフォックスコン社が行っているので、EV車もフォックスコン社に製造を委託する可能性が高いです。
テスラは自社でEV車を製造しているので、2020年でも1年間で約50万台しか製造できていませんが、アップルみたいに外部企業に製造を委託することでテスラよりもスピードが早く量産できる見通しです。
整理すると…
今回は文字量が多くなって申し訳ございませんが、調べれば調べるほどアップルのEV車は勝算が高そうに思えます。
EV市場や自動運転市場はこれから益々競争が激化することがわかっているので、最終的には体力(資金力)がある企業が優位に立つ可能性が高いと思います。