凄すぎて何も言えない…アップルのブランド力

#425

こんにちは、チャーリーです!

アップルのiPhoneに関する面白い調査レポートを見つけたので紹介していきたいと思います。

ちなみに、タイトルでかなりハードルを上げてしまいましたが、ハードルを上げてもいいくらいビックリする調査レポートです!

その調査レポートを書いているのが調査会社Counterpoint Research(カウンターポイントリサーチ)社です。

 

その調査レポートは、「スマホ市場でアップルが占める営業利益のシェア」に関する内容でした。

そのレポートはこちら

 

 

そのレポート内容の詳細を書く前にアップルにとってiPhoneがどういう立ち位置かを確認しておきます。

2021年度のアップルの売上高の内訳

   

売上の52.5%をiPhoneが占めているので、アップルにとってはiPhoneは主力商品であり、iPhoneなくしてアップルなし状態なんです。

 

 

また、少し前のブログ(2021年第3四半期: スマホの世界出荷量&世界シェア)でiPhoneの出荷台数のことについて書きましたが、出荷台数ベースでの世界シェアは2021年7-9月時点では世界第2位なんです。

ここ最近は中国のシャオミと一進一退の状況が続いていますが…

※ iPhoneは毎年9~10月に新作を発表するので10月-12月期のシェアは伸びる時期です。

 

 

このことを踏まえて、冒頭に書いた調査会社レポートに載っていた表を見てください。

まずはスマホの売上高ベースの世界シェア

繰り返しますが、出荷量ベースではアップルは世界第2位で、3位の中国のシャオミと一進一退の攻防を続けているんです。

※ 出荷量世界第1位はサムスン電子

 

でもこの売上高ベースのシェアを見ると、断トツで世界1位です!

売上高ベースのシェアはなんと40%!!

2位のサムスン電子のシェアが15%なので、アップルがぶっちぎりの1位なんです。

 

 

次は営業利益ベースのシェアを見ていきます。

ビックリしますよ!

なんと、アップルの世界スマホ市場での営業利益ベースのシェアは75%なんです!

2位のサムスン電子が13%なので、営業利益ベースの方がもっとぶっちぎりの断トツ1位なんです!!

 

 

これだけライバル会社と比べて利益率が高いと、「さすがにもうけ過ぎじゃない??」とか「もうちょっと値下げしてくれればいいのに」など言いたくなりますけど、今回言いたいのはそこではないんです。

「iPhoneは安くしなくても売れている」

「iPhoneは高くても買う人が多い」

ということが言いたいんです!

 

これがまさしくブランド力&iPhoneの価値を示していると思います。

iPhoneはデザイン性はもちろんですが、タブレットのiPadやパソコンのMacとデバイス間で相互連携できるので、シームレスで作業できます。また、音楽・メディア・ニュースなども相互連携できる点がiPhoneの価値だと思います。

 

 

整理すると…

この収益力の高さが証明しているブランド力こそがバフェット言う「堀」なんだと思います。

※ 堀とは競争優位性が高いことを言います。

私もiPhoneがライバル会社と比べてこれだけ利益率が高いことを知らなかったです!

この収益力の高さに加えて、アップルはファブレス(工場を持たない)企業なので、設備投資があんまり必要ではなく、その結果、毎年巨額のフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)を生み出しています。

そのフリーキャッシュフローを使って、毎年巨額の株主還元を行っているのがアップルという会社なんです!

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