あおぞら銀行ショック
#913
こんにちは、チャーリーです!
少し前の話題ですが、あおぞら銀行ショックをご存知ですか??
このあおぞら銀行ショックは高配当株に投資している人にとっては死活問題です。
何が起こったのかというと…
2024年2月1日のあおぞら銀行の取締役会で起こりました。
高配当銘柄として知られていたあおぞら銀行が突然「第3四半期の配当金を無配当にする」と決定したんです。
3月の期末の配当金も無配当になるとあおぞら銀行自身が予測しています。
そもそも論でいうと、あおぞら銀行は四半期ごとに配当金を出していました。
それを第3四半期と第4四半期の配当金が突然無配当にすることが取締役会で決定したんです。
ちなみに去年の配当金の実績で計算すると、配当利回りは4.7%でした。
2023年度年間配当金:154円
取締役会前の株価:3,257円
154円÷3,257円=4.7%
それが2024年度は年間76年の配当金になってしまいます。
去年の半分です。
高配当目的で投資していた人にとってはたまったもんじゃありません。
突如無配当にした理由があおぞら銀行のホームページに書いてあります。
すごく簡単に書くと
「自己資本比率が目標水準を下回るので、資本の確保および資本健全性の改善を図るべく無配当とします」
らしいです。
過去のあおぞら銀行の配当金は以下の通りです。
画像引用元:あおぞら銀行のホームページ
前回ブログ(株は持っていたらいつかは上がる?!)で書いたように個別株投資はこういうリスクがあるので、ちゃんと調べられない人は個別株投資をしたらいけないんです。
調べることができない人は個別株投資ではなく、インデックスファンドに投資すべき理由がまさにこれだと思います。
配当金が無配当になる前兆はあったのでしょうか??
上記よりも長い期間の配当金の推移を調べてみます。
これを見るとあおぞら銀行は経営状況が少しでも悪くなるとすぐ減配しているのがわかります。
100歩譲ってコロナ禍の2021年3月期は減配はわからないでもないですが、2018年3月期と2019年3月期も減配しています。
しかも2期連続減配。
ちなみに私がオススメしている6銘柄はコロナ禍で減配しなかったどころか、増配しています。
S&Pグローバル社は51年連続で増配しています。
財務諸表を分析できなくても、過去に減配していないかどうかは誰でもチェックできます。
あおぞら銀行は当たり前ですが、日本の企業なのですべて日本語で書いてあるので配当金を調べるハードルは決して高くありません。
整理すると…
個別株は何も調べずに投資するとあおぞら銀行のような目に合ってしまう可能性が高いです。
これこそ前回ブログで書いたババを引くということです。
あおぞら銀行は減配を発表したことで、高配当目的で投資していた投資家の目論見が外れたことに加えて、株価も大きく下がったので目が当てられない状態になっています。