これからの主流になる!? AI融資とは…

#93

こんにちは、チャーリーです!

コロナウィルスの小規模事業者や個人事業主の資金繰りが苦しくなっているというニュースをよく目にします。

これの資金需要に対して既存の銀行は融資を実行してくれるまでの時間が長かったり、融資を断られたりしているのが実情だと思います。

 

それに引き換えAI融資なら、融資手続き時間も含めて融資の可否判断までの時間はたったの3分です!!

 

ただこれは日本でのことではなく、中国での話です。

中国企業のアリババ集団傘下、アントフィナンシャルサービスグループが行っているサービスです。

上記には融資可否の判断時間は3分と書きましたが、正確には利用者が必須項目を入力する時間が3分で、AIが融資判断する時間は1秒です!!

なんでこんなことが可能なのかを書く前に、このAI融資の実績を書いていきます。

 

融資残高

アントの融資残高:2.1兆元(約32兆円)

日本最大の三菱UFJ銀行の融資残高:約109兆円

地銀最大の横浜銀行の融資残高:約11.5兆円

※ 三菱UFJの3分の1、横浜銀行の3倍

 

融資の不良債権比率

アント:1.3%

中国の商業銀行の平均:約2%

※ 中国の商業銀行平均と比べても大きく下回っている。

 

AIがたったの1秒だけで融資判断しているにも関わらず、不良債権比率が平均よりも低いのかというと…

「信用スコア」で判断しているからなんです。

※ この信用スコアをつけているのが、アントフィナンシャルサービスグループの「芝麻信用」です。

中国ではこの信用スコアがかなり重要な役割を果たしています。

この信用スコアはアリペイの利用状況(QR決済)過去の返済状況花唄利用状況(クレジットカード)学歴光熱費や税金の支払い状況職歴資産の保有状況事業資金の出入り時期などを総合的に判断して点数化します。

※ 余談ですが、中国では婚活時にこの信用スコアが高い人ほど有利らしいです。

 

 

この信用スコアによって、AIが即座に融資判断をしたり貸出金利を決めたりしているので1秒で判断できています。

信用スコアの基となるデータが蓄積すればするほど零細企業でも融資判断しやすくなるし、不良債権比率は低くなるというカラクリです。

 

 

整理すると…

AI融資はハッキリ言ってすごく便利です!

ただ個人情報が全て筒抜けになってもいいんならって感じですね。笑

日本でも信用スコアはありますが、まだ浸透していないです。日本人はかなり抵抗があると思いますが、ただそうやって抵抗している内に中国は、中国本属だけではなく、東南アジア圏、中東、アフリカとこういうサービスをどんどん展開していっています。今後ますますアントの融資残高は増えていくと思われます。

日本最大の三菱UFJ銀行が抜かれる日も遠くないのかも…

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