提訴!! ついにアマゾンまで…

#280
こんにちは、チャーリーです!
2021年5月25日、ついにアマゾンが米首都であるワシントンの司法長官から反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで提訴されました。
去年からGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)に対する反トラスト法(独占禁止法)を違反しているとの批判がどんどん増してきています。
結論からいうと…
今回のアマゾンへの提訴はたいしたことありません!(今のところは…)
アマゾンはワシントンの司法長官から提訴されましたが、すでに反トラスト法(独占禁止法)で提訴されているグーグルとフェイスブックと比べてみます。
・アマゾン:ワシントンだけ
・グーグル:2020年10月に、米司法省と11の州の司法長官から提訴された。
・フェイスブック:2020年12月に、米連邦取引委員会(FTC)と48の州・地域の司法長官から提訴された。
なぜアマゾンが反トラスト法で提訴されたのか??
「外部の出品者が商品を販売できるマーケットプレイスで、出品者に対し自社サイトを含む他の通販サイトでアマゾンで販売している価格より安く販売することを禁止する契約を結んでいた」という理由です。
外部の出品者が商品を販売できるマーケットプレイスは、楽天市場をイメージした方がわかりやすいと思います。
例えば、本屋、おもちゃ屋、スポーツ用品店などがネット販売をする際に、楽天市場に出店・出品するのと全く同じです。
外部の出品者がアマゾンのサイトに出店・出品する際は最大で40%の手数料を払えば出品できます。
→ここでの販売価格を他社サイトより価格を安くしないといけないみたいです。しかも、アマゾンに支払う手数料を上乗せした価格以上で販売しないといけないらしい。
この分野での売上高がどれくらい占めているのかを見てみます。
サードパーティーの販売というのが、外部の出品者が販売することを指します。
これに対してアマゾンは「販売者は我々のストアで提供する商品の価格を自分で設定している。司法長官は全く逆のことを言っている」と反論しています。
整理すると…
GAFAは儲けすぎているが故に、反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで提訴されています。この流れは数年続くと思いますが、冒頭で書いたようにアマゾンの場合は提訴の影響は軽微に終わることが予想されます。
こういうニュースにびっくりして慌てて売却しないようにしましょう!!
ちなみにグーグルもフェイスブックも反トラスト法で提訴されたあとに、上場来高値を更新しています!
アルファベット(グーグル)
2020年10月20日に提訴された時の株価:1551.08ドル
2021年5月27日の株価:2362.68ドル
提訴されてからの上昇率:+52.32%
フェイスブック
2020年12月9日に提訴された時の株価:277.92ドル
2021年5月27日の株価:332.75ドル
提訴されてからの上昇率:+19.72%