2021年第3四半期 決算発表:アマゾン
#418
こんにちは、チャーリーです!
私が保有しているアマゾンの第3四半期決算の発表が2021年10月28日にありました。
アマゾンは1年以上株価が上がっていないので念入りに調べていきたいと思います。
個人投資家の間でもアマゾンは人気銘柄ですし…
まずは株価推移から
2020年9月から高値を更新できず、1年2ヵ月間、横ばいが続いています。
この原因を究明していきたいと思います。
それでは業績を調べていきます。
以下の表はすべてアマゾンの四半期報告書から数字を拾って作成しています。
四半期報告書はこちら
売上高
きれいな右肩上がりになっています。
純利益
純利益もかなり順調に増えていっています。
EPS
純利益が伸びているので、当然EPSも順調に増加しています。
キャッシュフロー
!?
設備投資が年々増えていっています!
コロナ対策費用がかさんでいるとは言え、ちょっと増えすぎじゃ…
設備投資額が増えすぎて今期は今のところフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)がマイナスになっています。
1月~9月の9ヵ月間じゃなく、四半期ごとにも調べてみます。
キャッシュフロー
数字を載せたらごちゃごちゃするので、割愛しました。
設備投資が増加傾向にあるということと、それに伴ってフリーキャッシュフローがマイナスになっていることがわかれば十分です!
アマゾンはクリスマス商戦がある10月~12月期の伸びが一番大きくなりますが、今期はクリスマス商戦があるにしても設備投資がかさみすぎて年度を通してキャッシュフローがマイナスになりかねないです。
設備投資が増加傾向というのはハッキリ言って悪い傾向です!
アマゾンは設備投資などの先行投資が多い企業というのは知っていますが、増加傾向はよくないのでは…
年のためEPSも四半期ごとに見てみます。
ガビーン…
7月~9月期はメチャクチャEPSが落ち込んでいます。
これは人件費の高騰が主な原因だと考えられます。
アマゾンの株価が1年間上がらなかった理由が何となくわかったような気がします。
「設備投資が増加傾向にある」
「人手不足による人件費が上がっている」
この2つが大きな原因だと思います。
アマゾンの発表によると、コスト増によって、10月~12月期は営業利益が0ドル~30億ドルになるらしいです。
アマゾンはまだしばらく間、思うように利益が出せず苦戦が続く見込みです。
整理すると…
アマゾンの決算は正直あんまり良くなかったです。
問題は「設備投資の増加」と「人件費の上昇」が一時的なものかということですが、個人的には一時的かどうかはちょっと疑問です。
特に設備投資についてはコロナ前から増加傾向にあります。
アマゾンは利益よりも設備投資を優先して市場シェアを伸ばすという戦略なのは知っていますが、それにしてもここ最近は増えすぎです。コロナ前の3.6倍も増えています。
投資対象としては黄色信号という感じです。
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