世界の経済的覇権争いの行方は…
#56
こんにちは、チャーリーです!
2020年8月7日の日経新聞で「中国、科学論文数で首位 研究開発でも米国と攻防」という記事が掲載されていました。
出所:日本経済新聞
次の世界の経済的覇権をどちらの国が握るかを考えるのにいい記事だったので掘り下げて書いてみます。
※ 下記にグラフが出てきますが、文部科学省科学技術・学術政策研究所の科学技術指標2020を基に作成しています。(最新データが2018年まででした)
今回は4つのデータから考えていきます。
・STEMを卒業した学生数
※ STEMとは、Science(科学)、Technology(工学)、Engineering(技術)、Macematics(数学)のこと。
・論文数(国内論文、国際共著の合計件数)
・研究開発費
・特許出願件数(居住者、非居住者による出願件数の合計)
まずは1つ目のSTEM卒業生の人数を比較していきます。
科学、工学、技術、数学の学部の卒業生
※ 2016年のデータですが、2016年しか公表されていなかったです。
どんどんいきます。
次は論文数です!
STEMの卒業生が多いだけあって、論文数も年々増えていることがわかります。
2018年には中国がついにアメリカを逆転しました。
続いては研究開発費です。
研究開発費は依然としてアメリカが多いですが、研究開発費の伸び率を見るとすごい勢いで中国が追い上げているのがわかります。
最後に特許出願件数です。
特許出願件数は断トツで中国が多いです!2018年にはアメリカの約2.5倍の特許を出願しています。
整理すると…
中国はこのように国をあげて次世代の世界の覇権を狙っています。上記した結果、中国には世界でもトップクラスの企業が出てきています。
例を挙げると、百度(バイドゥ)、アリババ、テンセント、ファーウェイ、TikTokの親会社のバイトダンスなどたくさんあります。
トランプ大統領が焦っているのも納得!!
中国企業が大きく下がったタイミングがあれば中国企業に投資してもいいと思います。私もある程度の資金が貯まったら中国企業への投資もしたいです。