当然の流れだけど注意すべきこと
#968
こんにちは、チャーリーです!
日経新聞で連載されている記事で興味深いことが載っていたので紹介したいと思います。
連載されている記事のタイトルは「新NISA 個人マネー覚醒」です。
その中で何が興味深かったかというと…
米国株などで運用する30代前半のA子さんの事例が載っているのですが、人間として当然の流れだけど注意すべきことがあったからです。
※ 新聞には実名で出ていました
それは
A子さんが投資を始めたのは2年ほど前。
当初は投資一任サービスのロボットアドバイザーに運用を任せていたが、自分で投資先を選びたいと思うようになり証券口座を開いた。
と書いてあります。
このどこが注意しないといけないポイントだと思いますか??
ロボットアドバイザーに運用を任せたという部分もたしかに気になりますが、私が一番引っかかったところは、「自分で投資先を選びたいと思うようになった」という部分です。
想像しやすいように少し変えて考えてみます。
新NISAで一番人気の「オルカン(全世界株式)」に置き換えて想像してみてください。
当初はオルカンで運用していたが、自分で投資先を選びたいと思うようになった。
人間の行動しては自然だと思います。
人任せだけではなく、自分でもやってみたくなった。
別の言い方をすると、向上心があるということだと思います。
でも本質に立ち返ってみてください。
なぜ世の中のインフルエンサーが「オルカン」を勧めているんだと思いますか??
オルカンだけじゃなくても、S&P500なども当然同じことです。
ここからは私の投資哲学とは切り離して書いていきます。
インフルエンサーがオルカンをオススメしている理由
「個別株は難易度が高く、過去に大多数の人が損してきたから」
過去30年を振り返って個別株で儲かった人は本当に一握りの人だと思います。
だからインデックスファンド(オルカン)に投資しましょうという流れになっていることを忘れたらいけないです。
ここ数年は相場がいいので個別株でも儲かっている人がいるかもしれませんが、再現性があるやり方なのかを冷静に考えるべきだと思います。
気持ちとしてはすごくわかります。
エヌビディアが2024年に入ってから2.6倍になっているのを見ると個別株に投資したくなるのは私も理解できます。
でも、それって再現性がありますか?
エヌビディアの今後にしても、他の銘柄にしてもそうです。
私は投資に限っては再現性がないことはやらないと決めています。
チャレンジもしないと決めています。
整理すると…
人間なら誰しもが陥ってしまう事象だからこそ注意しないといけないです。
本当に気を付けていないと人間としての本能で向上心が芽生えてきてしまいます。
向上心が芽生えてしまうと今までやっていた投資手法ではなく、新しい投資手法で運用することになるので結果的に長期投資が実現できなくなってしまいます。
本末転倒も甚だしくなります。