運用は上手になろうとしたらダメ

#663

こんにちは、チャーリーです!

誰でも「できなかったことができるようになったときは嬉しい」と思います。

 

私の子供も夏休みの宿題でリコーダーの練習がありました。

最初は変な音が出たり、タンギングが出来なかったりしていましたが、毎日練習しているとそれなりに上達しました。

それこそ最初は嫌々練習をしていましたが、上達するにつれて宿題で出ていない曲を吹いて遊んでいました。

 

このようにみんなできなかったことができるようになると嬉しいです。

また不思議なもので上達してくると、今までよりも少し難しいことにチャレンジしてみたくなります。

 

これって日常生活においてはすごくいいことなんですが、投資の世界においてはよくないことなんです。

上達してくると、今までよりも少し難しいことにチャレンジすることがよくないんです。

 

 

どういうことかというと…

例えば

S&P500への積み立て投資を毎月10,000円しているとします。

積み立て投資を始めてから5年が経ちました…

波乱もなく、当初の予定通り資産が拡大していきました。

 

ここでもう投資に慣れたからといって、少し難しい取引に挑戦して少しでも効率良くできるように資産拡大を狙ったらどうなると思いますか??

 

具体的には

・アメリカの平均株価だから年率8~9%くらいしか上がらないけど、インドなどの新興国の平均株価に投資すればもっと早いペースで資産拡大が狙えると考える。

・よく調べずに個人投資家の中で盛り上がっている銘柄に投資する

・暗号資産(仮想通貨)に投資をする

・レバナスに投資する

・CFD(差金決済取引)をする

・FXに手を出す

・短期投資で手っ取り早く儲けようとする

・最先端のAIが運用している商品に手を出す

このように少し難易度を上げて資産拡大を狙おうと思ったらいくらでも方法があります。

 

でも投資に慣れてきたから少し難しいことをやろうとして、短い期間で資産を拡大を狙うと高確率で損してしまいます。

 

そもそも、現実世界で投資で儲かったって言っている人を頻繁に見たことがありますか??

もし仮に投資で儲かった人が多ければ、日本でももっと投資が浸透しているはずです。

損した人が圧倒的に多いので、「投資はリスクが高い」とか「株に手を出したら損する」とか言われて日本で投資が浸透しなかったというのも一理あると思います。

 

 

投資の神様と言われているウォーレン・バフェットが言ったことを思い出しました。

「ポーカーをやり始めて20分たっても、まだ誰がカモかわからない人は、自分がカモなのだ」

まさしくこの状況だと思います。

自分がカモにされていると気付かないんです。

 

カモにされたくなければ、カモにされるようなことに手を出さなければいいんです!

投資の世界では投資に慣れてきても、少しでも難しいことにチャレンジしたらいけないということを覚えておいてください。

 

 

整理すると…

向上心がある人は日常生活においてはすごく良いことです!

人間は成長することに喜びを感じる生物かもしれませんが、それは日常生活だけに留めておいてください。

投資の世界では向上心を出した時点で道を踏み外してしまいます。

投資で失敗したくないのであれば、基本通り投資を行って、慣れてきてもそれを応用しないように心掛けてください。

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