全世界株式ファンドに投資する必要性はあるのか…

#693
こんにちは、チャーリーです!
またしてもインデックスファンドに関するブログを書いていきます。
以前のブログ(アメリカ株なのか?? 全世界株式なのか??)で全世界株式ファンドに投資するよりもS&P500連動するインデックスファンドに投資した方がいいと書きました。
この結論は変わりませんが、前回とは違う角度で調べていきたいと思います。
ちなみに前回のブログで全世界株式ファンドよりもS&P500に投資した方がいいと言った理由は以下の通りです。
・2010年9月からの上昇率を比較すると差が歴然としていた。
→ 下記に再度比較チャートを載せます
・全世界株式ファンドの国別投資比率を見ると60.4%がアメリカだった。
比較チャートを作成するときに2010年9月までしか遡れませんでした。
この期間がたまたまS&P500が大きく上がっただけかもしれませんが、2010年9月からだと比べるまでもない結果となっています。
今回はS&P500の上位10銘柄の地域別売上高を調べてみたいと思います。
※ 2022年9月30日現在
本当は上位10銘柄だけじゃなく、下位10銘柄も調べればいいんですが、上位10銘柄以外は公式に発表されているデータが見当たらなかったです。
調べる前の仮説としては、アメリカ国内だけではなく、全世界で商売を展開している企業が多いので、アメリカ国外の売上高もかなり高いんだと思っています。
ちなみにS&P500は時価総額が大きい上位500社の平均値ですが、上位10銘柄だけで27.3%の割合を占めています。
以下の表はすべて各企業の年次報告書から数字を抜粋して作成しています。
上位10銘柄なのであくまで参考程度にしかならないですが、調べた結果を見るとアメリカ国外での売上高が概ね50%くらいを占めています。
これを見る限り言えることは、「全世界株式ファンド」に投資する必要がありますか??ということです。
全世界株式ファンドに投資する理由としては以下のことが考えられます。
・成長が著しい新興国の上昇も享受したい
・アメリカ1国よりも世界的に分散した方がいい
この2つの理由ってS&P500に投資しれば事が済むと思いませんか??
調べた上位10銘柄だと約50%程度がアメリカ国外で売上高をあげているので、国別の分散もできていますし、成長が著しい新興国の上昇もある程度は享受できていると思います。
整理すると…
調べた結果、やっぱり「全世界株式ファンド」に投資する必要がないことがわかりました。
本当はS&P500の下位10銘柄のアメリカ国内外の売上高の状況も調べられれば良かったですが…
もしそういうデータを見つけたら再度調べてみたいと思います。
理屈抜きで精神的にアメリカ1国よりは全世界に投資した方がリスク分散ができていると感じる人は「全世界株式ファンド」に投資すればいいと思います。