第一弾: ビザ大丈夫!? アマゾンが後払い決済サービスを導入
#368
こんにちは、チャーリーです!
2021年8月27日にフィンテック新興企業の米アファーム・ホールディングスがアマゾンと提携することを発表しました。
※ フィンテックとは、ファイナンス(金融)とテクノロジー(IT技術)を融合させること
アファーム・ホールディングス(以下:アファーム)とアマゾンが提携して何が変わるのかというと…
アマゾンのECサイトで買った商品購入代金を顧客が自由に月々の分割払い(後払い)を選択できるようになります。
これの何がすごいのか??
「今までもクレジットカードで分割払いできたじゃん!」と思う人がいると思います。
従来のクレジットカードを使って、リボ払い・分割払いにすると消費者は金利を支払わないといけなくなり、その金利のせいで負債が雪だるま式に増えていってしまいます。
アファームのサービスを使うと、消費者は分割払いのスケジュールを自分自身で決めることができて、且つ金利負担もゼロ、隠れた手数料負担もゼロになります。
さらに、消費者が支払いの遅延をしたり、繰り上げ返済するときのペナルティも一切ありません。
しかも、クレジットカード(プラスチックカード)を発行しなくても大丈夫なんです。
→ アマゾンの場合は、50ドル(約5,500円)以上購入した顧客が分割払いを選択できるようになります。
「じゃー今まで掛かっていた金利や手数料は誰が負担するのか?」という疑問が出てきます。
それは、商品販売店です!
金利負担先が消費者→販売店になったんです。
販売店からすると、金利負担ゼロ・手数料負担ゼロ・ペナルティゼロだと消費者が分割払いを利用して商品購入してくれる確率が高くなります。
在庫を抱えたり、値引きをしてしまうとブランドイメージが崩れてしまいますが、こういうサービスを提供することで値引きをしなくても、負担ゼロで分割払いができるとなると商品を購入してくれる確率が高くなるのでメリットの方が大きいんです。
→ しかも従来、消費者がクレジットカード会社に支払っていた手数料よりも安い
この仕組みは「BNPL(Buy Now,Pay Later)」と呼ばれていて、後払い決済のことを言います。
このBNPLはヨーロッパを中心に世界中で流行りつつあります。
画像引用元:日本経済新聞(2021年8月28日朝刊)
こういうメリットがあるのでアマゾンはアファームの分割払いサービスを導入しました。
ここで気になるのが、「このアファームみたいな分割払いサービスが流行るとクレジットカードの需要が減るのか!?」ということです!
ビザ株を保有しているし、ビザは私の推奨銘柄でもあるので、影響がどれくらいあるのかがすごく気になります。
ビザへの影響については、長くなったのでまた次回書きたいと思います。
整理すると…
消費者からすると、金利負担ゼロ・手数料ゼロ・ペナルティゼロ、尚且つ分割払いのスケジュールまで自分で自由に決められたら購買意欲が増すのは必然的だと思います。
だからと言ってアファームに投資しましょうというわけではありませんが、世の中が便利になることはいいことです!
便利になることと、投資対象は別物と考えてください。
ただ、気になるのはビザへの影響です!
次回に先延ばしになってすみません…
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