IT分野におけるアフリカ市場はどの国が制するのか??
#57
こんにちは、チャーリーです!
今後間違いなく人口が一番増える地域はアフリカです!
国連の発表だと世界人口が今77億人なのが、2050年には約97億人まで増えると予想しています。その内、アフリカ全体の人口が25億人(今が約13億人)になると言われているので、世界の1/4を占めることになります。
それくらい巨大な市場になります!
今回はIT分野に絞ってアフリカ市場を見ていきたいと思います。
ちなみにマサイ族で知られているケニアのスマホ普及率を知っていますか??
ケニア政府の発表によるとスマホ普及率は2018年に100%を突破しました。これは1人1台以上のスマホを持っているということです。
インターネット利用率も98%を越えています。
私たちがかつて思い描いていたアフリカではもうないんです!!
外国人が日本にはまだサムライがいて、忍者もいると思っているのと大差ないと思います。
ケニアは一例であってアフリカ全体でこのような現象が起きています。
じゃーアフリカでこんなにスマホを普及させたのは誰だと思いますか??
その答えは、中国です!!
今私たちが普段使っている4G通信網のアフリカでのシェア7割は、あのファーウェイなんです!
過去ブログ(実はすごい企業!? アメリカから目の敵にされているファーウェイとは…)を見ていただくと、ファーウェイの通信基地局シェアが世界トップということがわかります。
4Gでファーウェイ製を使っているということは、他社に切り替えのコストなどを考えると5Gになってもそのままファーウェイ製を使い続ける公算が高いです。
しかもこれはファーウェイに限ったことではないんです!
アメリカから制裁対象になっている中国5社すべてがアフリカ市場ですでに活躍しています。
5社とは…
・ファーウェイ:スマホ、通信基地局(世界シェア1位)
・ZTE:通信基地局シェア(国有企業)
・ハイクビジョン:防犯カメラ(世界シェア1位)、防犯カメラのレコーダー
・ダーファ・テクノロジー:防犯カメラ(世界シェア2位)
・ハイテラ・コミュニケーションズ:無線の世界的企業(リオデジャネイロ五輪、G20杭州サミット、ロシアFIFAワールドカップなどの世界的イベントで無線システムを提供している)
さらに国連貿易開発会議(UNCTAD)の発表だと、2018年の中国によるアフリカへの直接投資残高は4600億ドル(約5兆円)に上っており、アフリカでの中国の影響力がどんどん増しています。
整理すると…
すでにIT分野においてアフリカ市場は中国政府や中国企業が席巻していることから、今後も中国企業がアフリカ市場で影響力を増していく可能性が高いと思います。
このアフリカ市場に中国市場も加えると中国企業が活躍できる市場規模がとてつもなく大きいことがわかります。
やっぱり投資対象に中国企業を入れる必要が出てくると思うのは私だけ??
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