アクティブファンドの運用が悪い理由
#908
こんにちは、チャーリーです!
投資に関する疑問がやっと解決しました。
何のことかというと、「アクティブファンドが市場平均に勝てない理由」です。
アクティブファンドとは…
市場平均を上回る運用を目指しているファンドのこと
アクティブファンドの運用方針は上記した通りですが、皮肉なことに大半のファンドが名前負けして市場平均よりパフォーマンスが劣っています。
S&Pグローバル社のデータ
過去10年間に市場平均であるS&P500の上回っているファンドは12.58%しかありません。
87.42%のファンドが市場平均に負けています。
これが紛れもない事実です。
だからこそインフルエンサーがアクティブファンドに投資したらダメ!
市場平均と同等の運用をしているインデックスファンドに投資すべき!
と声高に言っているんです。
私が疑問に思っていたのはその理由です。
アクティブファンドが市場平均に勝てない理由
「アクティブファンドはコスト(手数料)が高いので市場平均に勝てない」
たしかにその要素もあると思います。
ただ、私はずっと本当にそれだけの理由なのか疑問を感じていました。
やっとこの疑問が解決しました。
その解答が「敗者のゲーム」という本に書いてあります。
だいぶ前に読んだ本ですが、読んだ当時はあんまりピンときませんでした。
この本に何が書いてあるかというと
画像引用元:敗者のゲーム40ページ
ベスト10日というのは、1980年~2016年の間で株価が最も上昇したベスト10日のこと。
ちなみにベスト10日は検証期間全体のわずか0.1%にも満たないです。
検証期間36年間の内、ベスト10日、ベスト20日、ベスト30日を逃すだけでパフォーマンスがまるっきり変わってきます。
重要なことは、この上昇率が高いベスト〇日というのがいつくるかわからないことです。
市場平均のS&P500は何があっても市場全体に投資をしているので、このベスト〇日に投資をしていなかったということは絶対ありえません。
ただ、アクティブファンドはどうだと思いますか??
アクティブファンドは市場平均を上回ろうと努力するのでファンドマネージャー(運用担当者)が自らの投資判断で売ったり買ったりします。
時勢に合わせて売ったり買ったりするので、ベスト〇日に株式を保有していない可能性があります。
間違いなく言えるのはベスト〇日に100%の確率で株式を保有しているわけがないということです。
ベスト〇日に株式を保有していないのでパフォーマンスが落ちて市場平均に勝てないファンドが87.42%にも達するんだと思います。
やっぱり売ったり買ったりするのは悪でしかないというデータだと思います。
整理すると…
敗者のゲームに載っていた図(データ)の意味がわかったときにすごくスッキリしました。
36年間の内、たった数十日間の上昇を逃してしまうだけでこんなに運用成果に差が出るという事実を知っておくだけでも長期保有がいかに正解かということがわかると思います。
あーすっきりした