積み立て投資はネット証券が主流に…

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こんにちは、チャーリーです!

2023年3月3日の日経新聞にすごいことが載っていました。

  

画像引用元:日本経済新聞(2023年3月3日朝刊1面)

 

ネット証券大手5社だけで1ヵ月間で約2,000億円も積み立て投資されているみたいです。

この記事によると直近1年半で2倍になったと書いてあります。

単純にそれだけ投資が浸透してきている証拠だと思います。

画像引用元:日本経済新聞(2023年3月3日朝刊1面)

 

ちなみにネット証券大手5社とは以下の証券会社です。

SBI証券

楽天証券

マネックス証券

Auカブコム証券

松井証券

このネット証券経由の積み立て投資が全体の7割~8割を占めているとのことです。

すごく良い流れだと思います。

 

SBI証券と楽天証券でどういう銘柄が積み立て投資されているかを調べてみたいと思います。

※ 積み立て設定されている件数です。積み立て金額は考慮されていません。

SBI証券

見事に信託報酬(保有期間中のコスト)が安い銘柄ばかりです。

 

次は楽天証券

9位10位に絶対オススメできない銘柄が入っていますが、それ以外はSBI証券と同様、信託報酬(保有期間中のコスト)が安い銘柄ばかりです。

 

 

少し話は逸れますが、このブログを書いている日の前の日にお客様と面談したんですが、その時にビックリすることを言っていました。

その方はある銀行で一般NISAを活用して投資していらっしゃいました。

※ つみたてNISAではないですが

一般NISAで投資した時は私の勉強会を受ける前だったので、正直投資に関する知識レベルはほぼないに等しい状態でした。

その方は銀行の窓口で「○○さんだったらNISAでどの商品に投資しますか?○○さんのオススメの商品を買うから教えてください」と伝えたみたいです。

 

この時点で嫌な予感しかしないですよね…

そのお客様いわく、その銀行員が自信満々に紹介してきた商品が「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)。愛称:未来の世界(ESG)」でした。

以下:未来の世界(ESG)

 

結果論で言えば損しています。

損しているのは結果論なのでここではこれ以上言及しません。

ただ、気になる点が3つあります。

・テーマ型ファンドであること

・信託報酬が高いこと

・買付手数料が高いこと

3つ目の「買付手数料が高いこと」は、まだ目を瞑れます。

買う時の1回しか引かれないからです。

 

1つ目の「テーマ型ファンドであること」について

テーマ型ファンドとは

ESG、AI、自動運転、ロボティクス、電気自動車などの特定のテーマに関係する銘柄だけに投資する投資信託(ファンド)のこと。

テーマ型ファンドは金融庁が名指しで「顧客本位の商品ではない」と言っている商品です。

※ 顧客本位とは、顧客第一主義ということ

詳細は(第2弾:テーマ株ファンドのその後…)を参照してください。

 

2つ目の「信託報酬が高いこと」について

そのお客様が銀行員にオススメされて買った「未来の世界(ESG)」の信託報酬とネット証券で買われている銘柄の信託報酬を比べるとわかりやすいです。

未来の世界(ESG):年率1.848%(税込み)

eMAXIS Slim米国株式(S&P500):年率0.0968%(税込み)

信託報酬(保有期間中のコスト)が19倍も違います。

 

信託報酬は日割り計算されて土日でも正月でも毎日引かれています。

※ 保有期間中ずっと引かれ続けます。

その銀行員が金融リテラシーが低いためにオススメしてきたのか、それともテーマ型ファンドや信託報酬が高いことを知っていた上でそれでもオススメしてきたのかはわかりませんが…

 

話を冒頭に戻すと、こういうことがあるので積み立て投資はネット証券経由が全体の7割~8割になっているんだと思います。

個人投資家の知識が向上してきているので金融機関はこれから本当に大変な時代になると思います。

情弱ビジネスでしか生き残れなくなってしまいます。

 

 

整理すると…

投信の積み立て投資の金額が1ヶ月約2,000億円にもなっているのは、個人投資家の金融知識が向上してきた結果だと思います。

積み立て投資している人のほとんどが信託報酬(保有期間中のコスト)を気にしています。

冗談抜きで信託報酬が高い投資信託=ぼったくり商品と思っていると思います。

私も負けないように日々勉強していきます。

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