教科書通りにいかなくなってきた…

#518

こんにちは、チャーリーです!

私も過去のブログで書いたことがありますし、投資に関する本やYouTube、投資に関する教科書的な本(資格試験の本など)にほぼ100%書いてあることがあります。

それは、「ドルコスト平均法で投資しよう」です!

※ 積み立て投資とも書いてあります。

 

ドルコスト平均法とは…

特定の投資商品を定期的に一定額ずつ買っていくという投資手法です。

例えば

S&P500に連動するETFを毎月5日に10,000円ずつ買っていくと感じです。

 

これの何がいいかというと、株価(単価)が高くなったときは口数は少量しか買えず、株価(単価)が安くなったときには口数がたくさん買えるので、平均買付単価が低くなるんです。

 

たしかにこれに関しては間違ったことは何1つ言っていません。

ただ、株価(単価)が大きく下がった時も買い続けることが大前提になります!

 

今の相場はウクライナ情勢、歴史的な高インフレで株式相場は軟調に推移しています。

今こそ口数がたくさん買えるチャンス!

平均買値を下げるチャンス!

将来資産を拡大するチャンス!

なんです。

 

ドルコスト平均法・積み立て投資をしている人がどうなっているのかを調べてみたいと思います。

今回調べてみるのは確定拠出年金(DC)専用ファンドへの資金流入額です!

確定拠出年金は「企業型」と「個人型」の2タイプあって、個人型の確定拠出年金のことをiDeCo(イデコ)と言います。

※ 「企業型」・「個人型」の合計を調べます。

 

モーニングスターのホームページに参考になるグラフが載っていたので転記します。

2021年12月~2022年2月のDC専用ファンドへの資金流入額推移

画像引用元:モーニングスター

パッと見でわかりますが、2022年1月と比べると2022年2月の資金流入額が減っているのがわかります。

 

ここで再度押さえておきますが、確定拠出年金(DC)は、基本的には毎月一定額ずつ買っていくので資金流入額が減ることはないはずなんです!

基本的にと書いたのは、「個人型(イデコ)」は毎月積み立て投資していく(買い増し)タイプと、積み立て投資(買い増し)はせず、今まで積み立てた資金を運用するだけタイプが選べるからです。

後者タイプの比率はかなり低いと思いますが…

 

2022年1月と2022年2月の純資金流入額(入ってくるお金と出ていったお金の差額)は以下の通りです。

2022年1月:688億円

2022年2月:25億円

1月の3.6%しか資金が流入していないことになります。

 

毎月給料天引きで積み立てられているお金はどこにいったんでしょうか??

考えられる理由は1つしかありません。

上記棒グラフのDC専用ファンド以外にお金が積み立てられているんです!

 

どういうことかというと…

確定拠出年金の運用先は上記棒グラフのファンド以外にもあるんです。

確定拠出年金の運用先は2つのタイプに分かれます。

棒グラフのファンドみたいな「価格変動型タイプ」と、定期預金や保険で運用する「元本確保型タイプ」です。

 

相場が軟調に推移してきたので、確定拠出年金で積み立て投資をしている人が運用先を「価格変動型タイプ」から「元本確保型タイプ」に変更したとしか考えられません。

 

定期預金や保険などの「元本確保型タイプ」に運用先を変更した人は、当然この安くなった株価(単価)で買い増しができていません。

さらに、今後の予想としては2つ考えられます。

・株価(単価)が上がってきたらまた「価格変動型タイプ」に変更する。

・相場が回復してこようとどうなろうと「元本確保型タイプ」のまま積み立てる。

どっちにしても将来の老後資産を築いていくには非効率です!

 

 

整理すると…

積み立て投資でも長期投資がいかに難しいかがわかる事例だと思います。

積み立て投資(ドルコスト平均法)の良さを理解せず、ただの知識を仕入れただけで積み立て投資を始めるとこういう訳のわからないことが起きてしまいます。

それプラス、下落相場の時に不安にならないような投資先を選ぶことも大事です!

→ これは積み立て投資に限った話ではないですが。

このブログを見ている人は私と一緒に踏ん張りましょう!

2

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です