えっ!?まさか…パフォーマンスが一番優れている投資手法とは

#242
こんにちは、チャーリーです!
タイトルにある通り、「パフォーマンスが一番優れている投資手法」を運用会社のフィデリティ社が調査しています。
ただ、調査対象期間が2003年~2013年とデータ的には少し古いですが、本質は今も全く変わっていないと思うので取り上げてみました。
調査結果を書く前に、運用会社のフィデリティ社とはどんな企業なのか??と気になっている人もいると思いますので簡潔に書きます。
フィデリティ社
世界で運用資産残高が4番目に多い運用会社であり、2019年12月末の運用資産は3兆431億ドル(約328兆6500億円)です。
そのフィデリティ社が調査した結果
”運用成績が良かった人の属性”
1位:死んでいた人(亡くなっていた人)
2位:運用していることを忘れていた人
この調査結果を最初に見た時、正直すぐには理解できなかったです…汗
嘘のような本当の話なんです!!
冷静に見ると、1位と2位はほぼ同じ意味合いなんです!!
1位の「亡くなっている人」は、物理的に運用商品を状況に応じて切り替えることが不可能です。
2位の「運用していることを忘れていた人」は、文字通り運用していること自体忘れているのでずっとほったらかし状態です。
何もせず、買ったらほったらかしにしていた人が一番運用成績が良かったって…かなり皮肉ですよね…
一生懸命ニュースや相場状況を観察して、状況に応じて良かれと思って商品を切り替えていた人の運用成績を勝っているんです!
こういう事実を突きつけられるとバフェットの言葉を思い出します。
「たとえ証券取引所が10年間閉鎖されることがあっても、喜んで持ち続けたい銘柄だけを買いなさい」
※ 証券取引所が閉鎖していたら売買できないです。
まさしくバフェットが言っている内容と、1位の「亡くなっている人」や2位の「運用していることを忘れていた人」は全く同じ理屈ですよね。
もしかしたら、「そんなことはたまたま2003年~2013年の間がそうだっただけ」と思う人もいると思います。
この期間に何があったかというと…
重症急性呼吸症候群(SARS:サーズ)の流行、イラク戦争、リーマンショック、アメリカ大統領が交代(政権交代)、ギリシャショックなどがありました。
最近で起きた同じ例で考えると…
・アメリカ大統領が交代しましたが、それに合わせて保有商品を切り替えませんでしたか?
・コロナが流行した時に保有商品を持ち切りましたか?
・米中貿易戦争が勃発した時に保有商品の見直しをしませんでしたか?
・周りの人が自分よりも儲かっていたら羨ましいと思って、勢いのある商品に切り替えていませんか?
整理すると…
結局、「ほったらかし戦法」が一番ということです!
ニュアンス的には長期保有じゃなくて、「長期放置」が正攻法ということになります。
別の例でいうと、アメリカ在住のステファン・トーマス氏が2011年にビットコインの啓蒙ビデオを作成して、その報酬として友人から7002ビットコインを受け取りました。
ただ、ビットコインが入ったUSBのパスワードを忘れてしまってビットコインが2017年12月に大きく上がった時も売却できませんでした。その結果、現在では日本円ベースで約490億円になっています。パスワードを思い出せたらの話ですが…泣
この事例も理屈は同じだと思います。
※ だからといってビットコインに投資しましょうと言っているわけでないです!