アップル VS フェイスブック

#192

こんにちは、チャーリーです!

突然ですが、今火曜日以外の日に投稿していますが、曜日によって閲覧件数に大きく差が出ているので次回から投稿日を変更したいと思います。

変更前:月、水、木、金、土、日

変更後、月、火、水、木、金、土

日曜日と火曜日を入れ替えました。

 

フェイスブックがアップルを訴えようとしていることを知っていますか?

フェイスブックの株主である私の意見からしても、今の世の中の流れを考えたらフェイスブックの主張がちょっと不利かなと思っています。

 

何でフェイスブックがアップルを訴えようとしているかというと…

事の発端はアップルが「iOS14以降は広告ターゲティングにIDFA(広告識別子)を使うためにはアプリ利用者に許可を求めなくてはいけなくなる」と発表したからです。

 

何を言っているのか全くわかりませんよね…。

私もいろいろ調べるまで意味がわかりませんでした。

 

意訳すると…

アプリ内でAさんが「どういう検索をしたのか?」、「どういうことに興味を持っているのか?」などの情報を今まではアプリ利用者に許可なく入手できていたのが、これからはアプリ利用者に情報を利用してもいいのか?ダメなのか?を選択してもうらようにするということです。

  

 

フェイスブックなどのネット広告会社は、その情報(IDFA:広告識別子)を基にターゲティング広告といってAさんに合った広告をAさんに掲載したんです。

逆に言うと、「車に興味ない人に車の広告を載せても意味がない」、「運用に興味ない人に証券会社の広告を載せても意味がない」ので効率が悪い。

このターゲティング広告により、広告主は効率よく販売につなげることができていました。興味がありそうな物を広告として出すので効率がよかった。

人によって掲載されている広告が違ってくる。

 

 

アップルの主張は利用者のプライバシーを保護するための措置としてこのことを発表しました。

 

 

一方、フェイスブックの言い分はというと…

アップルの主張が通ってしまうと、広告主である個人事業主・中小企業にとっては不利益になって、アップル自体の利益が上がるだけ!と言っています。

どういうことかというと、利用者情報が入手できたので、広告主は効率よく広告を出すことができ、広告主である個人事業主・中小企業は低コストで効率よく広告を出すことができている。

 

もしターゲティング広告ができず、広告の効果・効率が下がってしまうとコストがかさんで広告主の個人事業主・中小企業は利益が出なくなってしまいます。

効率よく利益が稼げなくなったらコスト増を補うために、今まで無料でアプリサービスを提供していたものを有料アプリにしたり、課金システムを強化せざるを得なくなります。

 

これって最終的にはアップルが儲けるだけじゃん!アップルは自社の利益を上げるためにプライバシー保護を前面に出しとるだけじゃん!。このことは独占禁止法に違反している。

これがフェイスブックの言い分ですなんです。フェイスブックは中小企業の広告主の味方であると主張しています。

 

ちなみにアップルは「フォートナイト」の開発元のエピックゲームズから手数料30%徴収という高い手数料を徴収していることや、APPストアの利用を義務付けていることに対して訴えられています。

※ アプリ開発会社は課金された金額の30%を手数料としてアップルに納めないといけない。

 

 

文字量が多くなって読みづらくなって申し訳ございませんがこれが両者の主張です。

 

「情報を利用してもいいか?」とわざわざ聞かれたら利用者はノーと答える人が大半だと思います。この情報がないとフェイスブックは効率よくターゲティング広告を出せなくなるので、フェイスブックの広告収入は間違いなく減ってしまいます。

今回の決算発表の際に、春からアップルが利用者に許可を取るので2021年度は第一四半期の後半から広告収入に影響が出るとハッキリ言っています。

なので好決算だったにも関わらず、株価が上がらなかったんです。

 

 

整理すると…

やっぱり整理して考えても今の世の中の流れを考えると情報を利用してもいいかどうかを利用者に確認するというのは避けられないような気がします。

フェイスブックには逆風が吹きますが、アップルの対応によって広告収入が影響を受けると発表しているので株価にはある程度織り込んでいると思われます。

こういう逆境を乗り越えられるネット広告会社は資金が潤沢にあるフェイスブックとグーグルくらいだと思っているので、私は引き続きフェイスブックを保有し続けます。

保有し続ける理由は、こういう逆境が起きると、対応できなかった企業が淘汰されて、対応できて生き残れた会社がますますシェアを伸ばして収益力が増すからです。

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